掃除・片付けを通して心理的安全性の高い家庭にする方法
私は、小学校で指導教諭をしています。
教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信しています。
職場の掃除は誰がしていますか?
先日、心理的安全性に関する本を読みました。
その中で、
というようなことが書いてありました。
それは、会社で起こっていることを「自分事」として
捉えることにつながるからだと。
散らかっているのに気が付いた時に
「私のやることじゃない。」と思う人が多い職場と
「気が付いたら、やっておこう。」と思う人が多い職場とでは、
居心地のよさが全く違うと思います。
さらにその本には、
とも書かれていました。
社長の方が、会社で起こることを「自分事」として捉えているはずですから
納得がいきました。
家庭の掃除は、誰がしていますか?
自分事。
みなさんの家庭ではどうでしょうか。
家庭でも、掃除をするのは、
親が多いのではないでしょうか。
散らかしたのは子どもなのに、家で掃除をしているのは親。
高学年や中学生になり、もう自分でも掃除ができるはずなのに。
ということは、よくある話かもしれません。
ただ、これを少しずつ、
自分にできることは自分でするという方向にシフトしていきたいものです。
この記事では、掃除や片付けに視点を当てて書いていきます。
①自分のことは自分でする。
だからこそ、まずは、
自分のことは自分でするように促していきたいものです。
もちろん、年齢が小さいうちは、
・一緒にするとか、
・箱にドバっと入れる
などと、段階を踏んでいくことが大切です。
しかし、基本スタンスとしては、
自分のことは自分でする!
これが大切だと思います。
②ほめる。認める。価値づける。
子どもが散らかしたものを
片付けずに置いておいて
片付けたところをねらって、
「自分のものを自分で片付けたね。」と声をかけるのです。
③仕掛ける。
ここからは、みんなで使うものなどを
わざと親が置いておきます。
そして、それを家族の中の誰が片付けるかを
見ておくのです(笑)
片付いたときに
「誰が片付けてくれたの⁉」と聞く(驚く)のもいいと思います。
もちろん、最初は、誰も気づかないこともあるでしょう。
でも
10回仕掛けて、その1回でもそれをしてくれたなら、
それをしっかりと褒め、認め、価値づけていくと
少しずつ
行動する場面が増えていきます。
居心地のよい家庭を
家族みんなで作っていきたいと思っています。
↓以前の記事です。合わせて読んでもらえると嬉しいです。
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