noteの中にも増えてきた記事。

ここ最近、noteの中にも卒業や卒園に関する記事が増えてきました。

子どもの成長を感じた
感動的だった

など、読んでいてグッとくるものが多くありました。

私は、小学校教員をしています。

卒業式って本当に素敵な式ですよね。
普段と違う子どもの姿や
立派な姿を見ることができるから。

担任をしたことのない子の卒業式でも、
こみ上げるものがあります。

さて、
今日の話題は、
卒業式でおめでとうと言われるのは誰かという話です。

卒業式の前日に話すこと

 私は卒業式の前日によく子どもたちに こんな話をします。

「 卒業式の主役は間違いなく 皆さんです。  皆さんはたくさんの人に卒業おめでとう。と 祝福してもらえるはずです。 主役だから当然ですね。 

ただ 一方で、 卒業式 当日、 
先生たちは、来られたお家の方にも、 卒業おめでとうございますと伝えます。

 主役である皆さんがおめでとうと言われるのは分かりますが、 
お家の方までおめでとうと言われるのはなぜだと思いますか。

（反応を待つ。）

 それは、 皆さんが この12年間、 いろいろなことに挑戦し、 できることを増やし、仲間と共に成長してきたこと。  助けて もらわなければできなかったことも、自分一人でできるようになったり、仲間と協力して壁を乗り越えたりするぐらい大きくなったこと。

時には、悔しいことや悲しいこともあったでしょうが、 この12年間で 大きく成長した皆さんと同じように、

 おうちの方も、この12年間、 親として、あなたのためにできることを考え、工夫し、時に成長を喜び、子育てに悩み…とお家の方も 頑張られてきたのです。 

そして
12年、振り返ってみると、いろいろとあったと思いますが、
 お子さんはここまで 立派に成長されましたね。

その お家の方のいろいろな思いを想像して、
 先生たちはお家の方にも 卒業おめでとうございますと伝えます。

  皆さん が迎える 卒業式は、
あなただけのものではありません。 ここにいる、 6年生 みんなの。 そして その成長をを楽しみにし、 支えてくれた家族にとっても節目となる大切な式だと思っています。

皆さんは今日まで練習を一生懸命頑張ってきました。
 本番でも、堂々とした姿を見せてください。」

こんな話をすると、
子ども達は真剣に聞いてくれます。

自分のおうちの方のことを思い出すのだと思います。

卒業式は、大きな節目です。
いろいろな人の思いを知ったうえで、
その子の成長にも大切なことだと思っています。

卒業おめでとうございます。

調べてみると、
小学校は、今週が卒業式のところが多いようです。

私の通う小学校でもそうです。

卒園式は、終わったところと、まだのところもあるようですね。

卒業（卒園）おめでとうございます！！

卒業（卒園）式がすてきな節目になりますように。