見出し画像

子どものオーバードーズどう見抜く?💊

2024/03/10

みなさんは、日常的に飲んでいる薬はありますか?

疲労を緩和する薬や、胃薬、頭痛薬、眠れない時に飲む睡眠導入剤など。
大人になってから、だんだんと常飲する薬が増えたという人が多いのではないでしょうか?

そんな中で、今、学生の間でのオーバードーズが増えているそうです。

↑この事件は、小学校2年生がオーバードーズで病院に運ばれました。

今は、ドラッグストア、またはコンビニでも誰でも簡単に薬が買えてしまう時代です。

日本の学校の保健の授業では、
あまりにも浅はかな薬の情報しかありません。

市販薬のどの薬をどれだけ飲むと
どうなるのかまでは詳しく教えないのです。
しかも、その単元が出てくるのは高学年になってから。

上記の事件を小学2年生が起こしているように、
薬の常用は若年化してきているということです。

全国の高校生の60人に1人が薬の乱用をしたことがあると答えているそうです。

人間の悩みの大半は、人間関係だと言われています。
友達や親とうまくコミュニケーションが取れない、
または、人といるのに孤独感を感じてしまう。
これは、今の日本でとても問題になっていることです。

近くにいる大人が子どもたちのサインにいち早く気づいてあげれらるか、それがその子を救う唯一の方法です。

だとすれば、
大人がやるべきこととして、

①普段から子どもの体調観察を怠らないこと。
学校では、出席確認の時に、「元気です」や、「頭が痛いです」と、報告させていました。
その言葉が本当かは別として、朝一にいつもと変化がないか、一人一人の状況確認をするのは大切なことだと思います。
また、朝体温を測ってから学校へ行くことが習慣化されている家庭も多いかと思います。
それは、感染症防止の観点から、ほとんどの学校が朝の体温チェックをするように、家庭に求めたことから定着しました。
思春期の女の子は特に、生理の把握も兼ねて、毎日の体温チェックを続けても良いと思います。
記録を残すことで、大人もその子の変化に気づきやすくなります。

②薬の管理場所を決めておくこと。
基本的に、学校では飲むタイプの薬の常備はありません。
したがって、頭痛や腹痛、発熱があった場合は保護者へ連絡をし、その後クリニックに連れていくなど、受け渡し後は保護者の判断となります。

ただし、診察に行かずに、家にある市販薬で済ませてしまう保護者もいます。
市販薬は、大人向けに作られていることが多く、子どもの使用量が違うことも多いです。
また、同じ風邪薬でも、微妙に成分含有量が違います。一般人にはその判断ができないため、症状にあった最適な処方をしてもらう必要があるのです。
市販薬でも、薬の置き場所を設定して、親に言ってから薬をもらうと言った約束事を決めておくべきでしょう。

保護者世代の学生時代とは、比べ物にならないくらいに、さまざまな情報が手に入るようになった今、
子どもたちの命を守るためには、最低限の家庭のルールや、病気や生死に関わるようなことは、
大人がしっかりと教えていかなければいけないと思います。

という私も自身、薬ではないですが、
かまってほしい、心配してほしい、認めてほしいという気持ちから、
自傷行為に走ったこともあります。
経験者の話の方が、子どもたちは耳を貸します。
そして、自分ごととして考えるようになる。

薬や、自傷行為は「悪いもの」という漠然とした情報を提示するだけではなく、
大人の失敗談を正直に伝えてあげることが、今の子どもたちを救うのではないでしょうか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?