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「土俵を走る殺意」小杉健治

4.5/5      その581

面白かった。
戦後集団就職の時代、東北から東京に出た人。
中学卒業後、大輔は才能を見込まれ相撲部屋へ。
武男と由子の二人は工場へ就職。
順調に出世する大輔。大輔と由子はひかれあうなか、なかなか仕事がうまくいかない工場の武男と由子。
困難や転落、そして職業を斡旋してくれた地元の校長。
それぞれの人生のかなでの殺人事件。
そこに絡む人間模様と、当時の社会背景。
全てを追い、関わっていく新聞記者。
よかった。

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