雨咲りりー

難しいことを面白く。ポップな根暗。日々感じたコトをいっしょうけんめい書きます。スロバキ…

雨咲りりー

難しいことを面白く。ポップな根暗。日々感じたコトをいっしょうけんめい書きます。スロバキアと滋賀が好き。へなちょこ社会人2年生

最近の記事

“弱さ”を見せられる場所を見つける

「仲人(なこうど)」という言葉をご存知だろうか。 ご縁あって訪問させてもらった、滋賀県は土山町の山内という小さな地域でのこと。 “地元学研修”と称し、地域で生きる人々から土地の歴史や暮らし、これからを探っていくという目的で訪れた我々に、お母様集団はポツポツと語ってくれた。 「あの頃は結婚するともう大変で。嫁入り道具とかねぇ!でもまぁ、あの頃は仲人さんがいたし…」 「確かに、仲人がいたからねぇ」 名前は聞いたことはあるが、馴染みのないその言葉に、私は疑問を持った。 『あ

    • 「共感力」より「受け入れ力」というお話

      「仕事や人間関係では【共感すること】が大切 だ」 最近、よく耳にする言葉です。共感力に関する書籍も多数出版されています。 私自身も、【共感】の心は大切だと信じているのですが、 その一方で、ふと「共感することだけが人に寄り添うことなのか?」と感じることがあります。 今日は、「共感」の定義を私なりに本質化し、そこから本来の「人に寄り添う」ことにより近づけると考える「受け入れ力」について書いてみます。 -----------------------------------

      • 日常に潜む「やさしさ」というギフト

        どうしようもなく生きづらくなって、息がつまる夜に、もう人と関わるのしんどいよーってときに、 何気ないところから、ふとした瞬間にやさしさというギフトが送られてくることがある。 荒んだ心のまま、スタバでラテを注文し「マグで」と頼んだ。 そしたら、「ありがとうございました😊」と差し出されたトレーの上に、thank you :)と書かれたお手拭きが置いてあった。 その帰り、ドラックストアでレジに並ぶと、店員のおばさまが、私の様子を伺いながら「はい、これ」と、吉岡里帆ちゃんがプ

        • 言語レベルを同じくすること

          人と話すとき、特に上司と話すとき。 同じ日本語のはずなのに、なぜかコトバが通じないと思うことがある。 それはきっと、その人が生きてきた過程の中で培われた言語のイメージがあったり、そもそもその言語に触れたことがなかったり、理由はさまざまだと思う。 あと、同じ年代でも、先日こんなことがあった。 -------------------------------------------------- 生まれも育ちも同じ土地のAさんと、転勤族だったBさんの会話 A「Bさん、地

        “弱さ”を見せられる場所を見つける

          【インサイト】「無意識の代弁者」というおせっかい

          「君がやろうとしてることってさ、例えるなら、裸足で駆け回っていることが当たり前のアフリカとかの国の人に靴を与えるみたいなもんでしょ?それってつまり、ただのおせっかいじゃない?」 今、仕事とは別で、生きづらさを感じる子どもに対してどんなサービスが提供できるかをリサーチしています。 以前、職場近くの不登校支援をしている団体さんへ話を聞きに行きました。 そこで、私は 「なんとなく生きづらい子って、なにがしんどいとか、じゃあ自分はどんなことを求めているのか、正直わからないと

          【インサイト】「無意識の代弁者」というおせっかい

          「ゆるやかにつながる」ということ

          社会人になって約2年、 「ゆるやかにつながる」というのが私の中で1つのテーマになりつつあります。 私自身、社交性がないわけではないし、むしろ新しい価値観と向き合える機会が多いほうが人生豊かになると感じている一方、 あまりにも距離が近いと、条件反射的に身を引いてしまう癖がある人間です。 でも、それってきっと私のパーソナルアイデンティティではなくて、不特定多数の人が感じることなのではないか、と思うのです。 たとえば、私は農業関係のPRのお仕事をしているの

          「ゆるやかにつながる」ということ

          「悲しみ」が表現を豊かにする

          京都の本屋さんホホホ座さんとミシマ社さんが共催の、「夏の小説ゼミ」に参加したときのこと。 講師は作家 いしいしんじさん。 いしいさん自身のの作品“蟲の目”を題材に、 「主人公の名前はどうやって決めるの?」 「この表現、どういう経緯ででてきたの?」「そもそも、文章を書くときはどういう思考回路でストーリーができていくの?」 などの質問を通して、小説の組み立てを学んでいくという内容のものでした。 いしいさん曰く、 売れる小説は、誰にでも書ける。少なくとも一冊

          「悲しみ」が表現を豊かにする

          「企画のメモ技」ワークショップを通して感じたコト

          6月某日、京都でのワークショップ備忘録 職場の同僚を引っ張り、仕事終わりに転がり込むように参観したワークショップで学んだこと、感じたことを書きます。 まず、高橋晋平さんという方についてですが、正直このイベントを知るまでどのような方か存じあげませんでした。 そんな方はぜひ、以下のムービーをご覧ください。高橋さんの根本的な概念が、この数分にギュッ!!!と詰まっています。 http://digitalcast.jp/v/22012/ 大ヒットした「無限プチプチ」などを企画

          「企画のメモ技」ワークショップを通して感じたコト

          「最後」を生きる

          人生は「最後」という区切りの連続だ。 小学生の最後、20代の最後、時代の最後… 「最後」の次にやって来る「新しい」環境は、自分が生まれ変わったかのように新鮮に感じることがある。 じゃあ、「最後」の瞬間を生きたワタシは「死んで」しまったのだろうか? 人は、実は一生のうちに何度も「死」を経験していて、だからこそ「最後」という区切りの言葉は儚くもあり、尊いものなのだろうか。 ---- 「そういえば、学生最後の日、みーんなでバカみたいに飲んで騒いでやったよねぇ」 そうし

          「最後」を生きる

          トリセツから、はじめます。

          みなさま、はじめまして。 noteという存在は知っていて、モノを書くことが好きな人間としては何か書きたい!! と思いつつ、わたしの周りのnote愛用者はとってもクリエイティブな方が多くて、こんな薄っぺらい人間がしゃしゃりでて良いものか…と考えあぐねて早1年と数ヶ月。 今日は仕事終わりに、とあるイベントに参加しまして。 そこでかなり触発されたので、その勢いではじめてみることにしました。 毎日書くぞー!とか、そんな高尚な目標を立てるとすぐに挫けることは目に見えているので、

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