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海底に描かれたミステリーサークル

「ミステリーサークル」といえば、田畑や空き地などに幾何学的な模様が現れる超常現象の一つ。

宇宙人や未知の自然現象が原因などと噂されることも多く、都市伝説系の話では定番になっています。





1995年頃、奄美大島の南沖の海底で直径2メートルほどのミステリーサークルが発見されました。

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一体、誰が何のためにこのようなミステリーサークルを描いたのでしょうか?





この不思議な模様、実はアマミホシゾラフグという魚が作ったもの。

2011年に小さなフグがミステリーサークルを作っているところを目撃されました。

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しかも、そのフグは新種で、テレビや新聞で報道されるだけでなく、アメリカのニューヨーク州立大学にある国際生物種探査研究所から「世界の新種トップ10」に選ばれるなど、とても注目される魚となりました。

この独特な模様は産卵巣の役割をしていて、雄のアマミホシゾラフグが約1週間かけて作ります。

すると、そこへ雌がやって来て産卵巣の中心部に卵を産みます。

産卵巣は中心部から縁に向かって多数の溝が放射状に走る模様をしていて、どの方向から水流が押し寄せてきても中心部に海水が集まるようになっています。

その結果、常に新鮮な海水が卵に供給されるというわけです。

卵が成長するためには酸素を含んだ新鮮な海水が必要ですから、このミステリーサークルは重要な役割を果たしています。




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