来年の個展も、丸い絵です。

しかも、100点以上。

というわけで、色々可能性を探っているところです。

自作も検討中。実際つくってみると色々見えてくると思ったので、つくり始めました。

今年、個展に向け「額2023」をつくったのですが、そのとき生まれた丸たちで試作品をつくることにしました（結局個展では額無しになりましたが、現在紙すきの村様にて展示中です）。枠の部分だけ必要だったので、真ん中が残っていたのです。

12cmと15cmの丸を使い、３つ。

試作し始め、わかったことは、量産には向かないということです。

今回は、たまたま既に円形に切られた和紙がありましたが、本番は和紙を切るところからスタートです。水抜きも大変そうです。また、この先、色々塗り重ねていくとなると・・・？　どのくらいかかるのかわかりません。

なぜ和紙を使っているかというと、木工が難しいからです。

色々考えて、ここに辿り着きました。

今回の丸は、今後の変形支持体の入口でもあります。

私は木が好きなので、できれば木の支持体をつくりたいと思っていました。ベルトディスクサンダーがあれば、正円は難しかったとしてもほぼ丸い支持体をつくれそうです。雷獣サンダーもつくりましたし、不可能ではありません。

しかし、その先が難しいと思いました。

丸をつくることができても、もっと複雑な形は・・・？

ベルトディスクサンダーでは限界があります。それに、毎回借りるわけにもいきませんし、その場所まで行く体力や時間やお金も必要です。

というわけで、別の方法を考えました。紙も元々は木です。なので、ザックリ木の仲間ということにしました。これまで、和紙で色々つくったりもしてきました。なので、できるのではないかと思いました。

自宅でできるのはとても有難いです。粉塵が出ないのも助かります。

石粉粘土にも興味があります。
しかし、石粉粘土は、いつも途中で投げ出してしまいます。今回はまだ試作していません・・・。お打ち合わせの日が迫って来ているので、和紙だけに絞るか、石粉粘土もつくってみるか、迷うところです。

どちらにしても、簡単にできなければ、量産は夢のまた夢で、今回は自作は諦めた方が良いのかもしれません。

なぜ自作するかというと、ギャラリー様にリクエストいただいたピッタリの大きさのが無いからです。あとは、独自性を高めるためです。

しかし、独自性は別の部分で高めたらいいのかもしれません。

それから、お話し合い次第では、既存の大きさで大丈夫になるかもしれません。そうしたら、私は描画にエネルギーを使うことができそうです。

現状、支持体を自作するとなると、かなりの時間と労力が必要で、来年の個展に間に合わないかもしれない気もしています。

ありがとうございます。それでは、また。

和紙の丸、その後です。