A・アメリ

美しい花の記憶を形にしたくて俳句を始めました。

A・アメリ

美しい花の記憶を形にしたくて俳句を始めました。

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  • エッセイ

    短いエッセイをまとめています。

記事一覧

夏雲へギア6速の岬かな

なつぐもへぎあろくそくのみさきかな

A・アメリ
3日前
8

敬礼へ敬礼駅に風薫る

けいれいへけいれいえきにかぜかおる

A・アメリ
11日前
13

明けぬればけふの桜に酔ひにゆく 帰らうか桜になれなかつたから 夜桜にふと前世の名を呼ばれ (武雄/御船山) 今日も暑かったですね。明日は立夏。ここ数日、季節外れ…

A・アメリ
2週間前
8

花の寺

傘をさす人ささぬ人花の寺 櫂の手に手を添へてみむ春の夢 長々と曳きたる水尾や花月夜

A・アメリ
2週間前
7

春潮に

椿ひらくほど蕊のひとりかな 春潮に祈りの窓のしづかなり 喪心といふ漣や花筏 (五島)

A・アメリ
2週間前
5

島は雨

追羽子にもつとも青き空を知り 一年を歩む蹠に絵を踏みぬ 落椿椿椿や島は雨

A・アメリ
2週間前
9

花咲く頃

佐保姫の眉ほのぼのとまどろみて はくれんの羽ばたくまでは花の色 巫はいづこへ隠れ雪柳 連翹の風の中なら泣いていい 鈴の音は夢のあはひや花海棠

A・アメリ
2週間前
8

啐啄に生まれくるもの春の雨 春塵の手に四万十の水走る 春分の地図どこだつて行けさうな 清明や校歌に山河うつくしく 仔馬放つ仔馬の心放つなり

A・アメリ
2週間前
9

はくれんの羽ばたくまでは花の色

はくれんのはばたくまでははなのいろ 季節の移ろいについていけていませんが、少しずつ、と思います。

A・アメリ
3週間前
9

今朝も冷え込みましたね。

お世話になってますのに
ご心配かけるようなことばかり書いてすみません。
不眠があまりよくならなくて。
先日ちょうど俳句を始めた頃(春、季語としては初夏ですね)に
牡丹寺で詠んだ句に還りました。
いい区切りなのでログアウトして
じっくり冬眠に入ります💤

A・アメリ
5か月前
15

紅茶に浮かべる砂糖菓子のような蕾。

空気は凛としてるのに
日差しが あたたかく。
今日は久しぶりに
記事を読ませてもらってます。
うれしい。

A・アメリ
5か月前
14

ひとひらと数ふる煙や牡丹焚く

ひとひらとかぞうるけむやぼたんたく 春に出会った花を思い。

A・アメリ
5か月前
16

11月24日 朝時雨

時雨るゝや千羽鶴羽畳みをり 色紙の山折り谷折り冬紅葉 時雨/冬紅葉(初冬)

A・アメリ
5か月前
12

レオニャルド・フミンチ

(840文字) このところ更新がとぎれとぎれ、フォローしている皆さまの記事を読みに行くのも一周遅れ二周遅れ。 ただいまフミン、不眠の改善のため生活リズムの見直しを…

A・アメリ
6か月前
16

朝つゆ乾かぬ
やさしい色の秋薔薇を。
きのうの朝の。

A・アメリ
6か月前
12

11月14日 冬へ

十字架のうっとりしてて金木犀 クッキーで占う恋と冬苺 靴ひもはシフォンのりぼん冬日和 急に季節が進んで。 どうぞ ご自愛を。

A・アメリ
6か月前
11
夏雲へギア6速の岬かな

夏雲へギア6速の岬かな

なつぐもへぎあろくそくのみさきかな

敬礼へ敬礼駅に風薫る

敬礼へ敬礼駅に風薫る

けいれいへけいれいえきにかぜかおる

桜

明けぬればけふの桜に酔ひにゆく

帰らうか桜になれなかつたから

夜桜にふと前世の名を呼ばれ

(武雄/御船山)

今日も暑かったですね。明日は立夏。ここ数日、季節外れの句ばかりで申し訳ないようでしたが、少し空白が埋まった気がします。おつきあいくださってありがとうございました。

花の寺

花の寺

傘をさす人ささぬ人花の寺

櫂の手に手を添へてみむ春の夢

長々と曳きたる水尾や花月夜

春潮に

春潮に

椿ひらくほど蕊のひとりかな

春潮に祈りの窓のしづかなり

喪心といふ漣や花筏

(五島)

島は雨

島は雨

追羽子にもつとも青き空を知り

一年を歩む蹠に絵を踏みぬ

落椿椿椿や島は雨

花咲く頃

花咲く頃

佐保姫の眉ほのぼのとまどろみて

はくれんの羽ばたくまでは花の色

巫はいづこへ隠れ雪柳

連翹の風の中なら泣いていい

鈴の音は夢のあはひや花海棠

春

啐啄に生まれくるもの春の雨

春塵の手に四万十の水走る

春分の地図どこだつて行けさうな

清明や校歌に山河うつくしく

仔馬放つ仔馬の心放つなり

はくれんの羽ばたくまでは花の色

はくれんの羽ばたくまでは花の色

はくれんのはばたくまでははなのいろ

季節の移ろいについていけていませんが、少しずつ、と思います。

今朝も冷え込みましたね。

お世話になってますのに
ご心配かけるようなことばかり書いてすみません。
不眠があまりよくならなくて。
先日ちょうど俳句を始めた頃(春、季語としては初夏ですね)に
牡丹寺で詠んだ句に還りました。
いい区切りなのでログアウトして
じっくり冬眠に入ります💤

紅茶に浮かべる砂糖菓子のような蕾。

空気は凛としてるのに
日差しが あたたかく。
今日は久しぶりに
記事を読ませてもらってます。
うれしい。

ひとひらと数ふる煙や牡丹焚く

ひとひらと数ふる煙や牡丹焚く

ひとひらとかぞうるけむやぼたんたく

春に出会った花を思い。

11月24日 朝時雨

11月24日 朝時雨

時雨るゝや千羽鶴羽畳みをり

色紙の山折り谷折り冬紅葉

時雨/冬紅葉(初冬)

レオニャルド・フミンチ

レオニャルド・フミンチ

(840文字)

このところ更新がとぎれとぎれ、フォローしている皆さまの記事を読みに行くのも一周遅れ二周遅れ。

ただいまフミン、不眠の改善のため生活リズムの見直しをしておりまして。21時に部屋を薄暗くして23時に寝る、を試しています。

1年前、少し背伸びした仕事を受けたことで、寝ても覚めてもあれこれ考えている状態に。それ以来夜中に頭が冴えてしまう癖が抜けなかったのですが、起きれば普通に動けるの

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朝つゆ乾かぬ
やさしい色の秋薔薇を。
きのうの朝の。

11月14日 冬へ

11月14日 冬へ

十字架のうっとりしてて金木犀

クッキーで占う恋と冬苺

靴ひもはシフォンのりぼん冬日和

急に季節が進んで。
どうぞ ご自愛を。