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男女共習 ネット型種目(バレーボール)  #14

 今年度も男女共習で授業を行っています。今年で2年目です。今年度から3年生も男女共習にしたので、学校全体が男女共習での授業形態となりました。3学年全て男女共習になったことのメリットとしては40人程度を1人で指導していた形態から80人を2人でT1とT2で役割分担をしながら、相互チェックでき、気づいた点をすぐに修正できる体制が体育科で共有できる点が挙げられます。まだまだ、改善の余地はたくさんあり、完璧ではないですが、ちょっとずつ改善できたらと思っています。そのあたりの整理のためにもこのnoteを活用できればと思っています。今回はバレーボールの単元全体をざっと書こうと思います。1回ずつのまとめは後日書きます。なので時間のない人はこの記事だけも十分概要はわかるかと。

 授業で新しい単元に入る時に、自分がいつも意識していることなのですが、まず単元の計画を先に書いてしまいます。理由は「効率の良い指導ができるから」「見通しがある指導ができるから」ではなく、単純に

「一回考えたら毎回考えなくていいから」

です。

その方が楽です。ワークシートも一回でいいので。

そう言って作った指導案がこちら↓

 実際のところは7回ではなく、試合や実技テストのところで回数を調整したのと4回目の授業を微妙に変えて2回やったので全8回の授業でした。

 今回の大きなポイントは、バドミントンコートでの3対3をうまく活用して、レシーブすることへの恐怖感をなくすこと。そうすることで、積極的にバレーボールに取り組む姿勢を育てられるんじゃないかと思って授業していまいた。

 やはり、体育の授業では全員が楽しんで積極的に取り組めることを大事にしたいし、楽しんでいる生徒はその種目ができる生徒、失敗しても気にせず取り組める雰囲気があることが大切だと思い、上のポイントに設定しました。なので、「誰でもできる」を大切にしました。だからこその「キャッチOK」でした。なぜバウンドOKではないかというと、バウンドになれると「落下地点に入らない」と言う現象が出てしまうので、次に段階に繋がらないと思い、キャッチOKにしました。

 「キャッチOKにすれば、ずっとキャッチだけにならないの?」

と何人かの先生に聞かれたことがあったのですが、生徒がキャッチができるようになると、「もっと難しいことをやりたい」と感じる生徒が少し出てくるので、そこで、「キャッチじゃなくてもいいよ」と制限をなくすとできる生徒はどんどんダイレクトでパスするようになり、「あれかっこいい、やりたい」と言う雰囲気になっていきました。そこは腕の見せ所なのかな・・。そこも男女共習のいい点が出てきて、男子バレー部のかっこいいレシーブや女子バレー部に負けないようにサッカー部が頑張るなど別習では出ない雰囲気が結構いいです。

 3人組にしたことでレシーブする人に対して、三角形の関係が取れる生徒が増えたこともいい点でした。ただ、キャッチのデメリットですが、時間的制約がなくなるので、動きが遅くなった生徒も見られました。

 最後の試合では、1年生と言うこともあり、バドミントンのネットの高さと実際のバレーボールのネットの高さが違うので、ネットを越せないと言う生徒も見受けられました。そこをもう少し改善できるように2年生ではやっていけるといいなと思っています。

 

 まだまだ検討の余地ありの単元でしたが、いろいろ改善しながら頑張っていきたいと思いますので、スキ、コメント、フォローよろしくおねがいします。


#私の仕事

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