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未知の鼓動 -日々是アート- 2018

(2021年11月より着手。それ故、記憶や記録が定かでなく不充分な時期や記述があります)

それは視えてくるのです。
己が求めに導かれて顔を上げると、未知の鼓動は聞こえます。
あの時この時、あの場所この場所、鼓動の響きが聞こえてくる処へ、どうしても逢いに行きたくなったのです。

Quintet Ⅳ 五つ星の作家達@損保ジャパン日本興亜美術館 on Feb. 11th,2018

「具象と抽象の狭間」というテーマの5人に出逢いました。
巷で 有名な作家だけでなく、また海外作家ではない、素敵な作品を残している方々に出逢える機会を大切にしないといけません。そんなことを思わされました。まだまだ、知らないけれど良いものはたくさんあるはずですから。

東山魁夷展@東京富士美術館 on Feb. 24th,2018

この日本の誇るビッグネームにしっかりと向き合えたのは初めてでした。青と緑を基調とした多くの作品達に、何か柔らかく清々しく、作家独自の世界に連れて行ってもらった、そんな時間でした。静かあな、けれど心に染み込んでくるような。

レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル@森美術館 on Mar. 24th,2018

まさに体験型。建物登壁、鏡の迷宮、亡霊等々に惹き込まれ、その刹那「普通や常識って何や?」と感じさせてもらう、そんなひと時を楽しめました。
あの、金沢21世紀のスイミング・プールの作家です。

Re又造@EBiS303イベントホールon Apr. 28th,2018

加山又造、半年振りの再会。いやあ、やっぱ良いです! 初見時のインパクトは、自分の中で少しも衰えることなくしっかりと持続しています。どの作品にも魅かれます!観入ってしまいます!これはつまり惚れてしまったんですね。
展示の構成、方法に様々な趣向が凝らされ、作品の新たな魅力が引き出されることで、純粋に楽しめるとともに、「伝統と創造、革新」といった作風らしきものをも感じられました。

横尾忠則の冥土旅行@横尾忠則現代美術館 on May 3rd,2018

帰阪時に横尾さんの本家(?)を初訪問。実は前年に訪問するも台風禍での補修中だったため出直しました。
おどろおどろしくも何か楽しい面白い横尾ワールド全開で大満足。王子まで足を延ばした甲斐がありました。しかしこんな場所にこんな美術館があるなんて、そのこと自体もなんか良いです。

ジョルジュ・ブラック展@パナソニック汐留ミュージアム on Jun. 2nd,2018

ブラック。この日以来、その名はずっと追っかける対象の一人となりました。
本展では絵画よりむしろ彫刻/ジュエリー/陶磁器など装飾芸術が主流でしたが、自身は「静物」をはじめとするキュビスムそのものの絵画に惹かれます。
その魅力を文字で表現するのは難しい。落ち着いた というか しっとりとした感じを与える構図が好きです。ずーっと観入ってしまいます。それが全てです。

写真都市展 ウィリアム・クラインと22世紀を生きる写真家たち@21_21 DESIGN SIGHT on Jun. 9th,2018

“When I go out into the city holding a camera, everything excites me” by William Klein
これまで余り写真鑑賞の機会はなく、観ても人物写真が主でしたが、これは都市がテーマ。
「そんな切り取り方で見せてくれるのか」各アーティストの眼差しが捉えた都市の瞬きや息吹が、ときに強いインパクトを伴って迫ってきます。やはりその道の達人たちは違う。

RIMPA TO NIHONGA-現代日本画に見る琳派の様相-@郷さくら美術館 on Oct. 20th,2018

琳派、そのイメージは、まず、優雅で華麗。その中に題材の持つ特性を描き出しますが、現代日本画と言えど一同に会するとその華やかさに圧倒されてしまいそうになります。しっかり持ち堪え、一点一点に描かれたものを感じ続けましたが、どうしても華やかさに惹き込まれ… しかし、ココロはこの時を超えて受け継がれる美意識に出逢えた悦びに満たされていました。

モダンアート再訪@横須賀美術館 on Nov. 2nd,2018

バスキア、シャガール、ダリ、クライン、彌生、ミロ等々の有名どころから初見の方々まで、東西問わず多くの作品をじっくり鑑賞出来ました。いつものことですが、何度も行きつ戻りつしたことを覚えています。
既に観たことがあるものも、別の場所で違う作品たちに囲まれて観ると、新たな感情、解釈など興味が深まることを実感。これからも繰り返し観ていきたい、いやあ楽しい。企画された皆さんに感謝です。

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