J.W.ゲーテの詩による歌曲『 徘い人の夜の歌 』 / 千億祥也 叙事詩集『ヨーガの詩』より ⑤
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Wandrers Nachtlied
『 徘い人の夜の歌 』 Op.100
Johann Wolfgang von Goethe 詩
千億祥也 聖別翻訳&作曲
Bob Lady 歌
千億祥也 演奏
Über allen Gipfeln
Ist Ruh,
安らかな 峰の頂上
In allen Wipfeln
Spürest du
Kaum einen Hauch;
梢に嫋ぐ 風も無く
Die Vögelein schweigen im Walde.
森に小鳥は 声を潜める
Warte nur, balde
Ruhest du auch.
待て君も 平和 満ちて憩えよ
Creative work ID
285f4e96-0685-46cb-93d5-154cee95c11a
Blockchain登録日時
2023年08月31日 JST 00時 21分 25秒
著作者
詩/Wandrers Nachtlied/Johann Wolfgang von Goethe
聖別翻訳(日本語歌詞)& 作曲 / 千億祥也
歌唱/Bob Lady
演奏/千億祥也
著作権者
伝統ヨガ芸術プロダクション
この 歌曲 の 原詩 は『 さすらい人の夜の歌 II. 』の日本語訳で広く親しまれているゲーテの詩で、1780年9月6日にドイツ、テューリンゲン州の都市、イルメナウ にある 狩人たちのための 山小屋で書かれたと 伝えられています。ドイツ語の 詩の中でも 完璧な詩であると評価されており、世界的に有名です。
2022年2月24日は、ロシアがウクライナの東部・南部・北部から全面的に侵攻を開始した日です。同年3月3日に、ゲーテのこの詩が 千億祥也氏によって日本語に翻訳され、ウクライナ戦争の早期終結を願って作曲されました。
歴史上、ゲーテの詩を歌詞にして 作曲された作品は 多数ありますが、特にシューベルトの歌曲がよく歌われています。この詩については 天空に近い峰の静けさと、生涯を 穏やかに閉じようとしている人の心境を重ね合わせた 優れた叙景詩と云う論がある一方で、思い人への抒情詩とも解説されます。
シューベルトが 作曲した歌曲『 旅人の夜の歌Ⅱ 』/ Wandrers Nachtlied II, Op. 96 No. 3, D. 768 - Über allen Gipfeln ist Ruh (1823年)は 全体的に極めて静謐で美しい作品ですが、千億氏は ❝ 高齢者が自分に残されている短い人生の時間を、寧ろ 建設的に生き抜くための詩のエネルギーを音楽にした ❞ と語っています。
そのような動機から 千億氏が 日本語訳の自作の この歌曲に付けたタイトルは、老いて なお、その晩年期に、もの凄い嵐や 津波、噴火、地震などの天災、戦争や疫病、世俗的な迷い、苦しみなどの人災の惨事が群発する真っ只中にあって、地上を 徘って生きる人々が、果敢に 神秘瑜伽 へ挑んでいく 芸術的括力を 音楽に投影して『 徘い人の夜の歌 』としています。
2016年に 開催された 第 1 回ピュティア祭 音楽大賞受賞 アルバム(音楽CD)に収録されている『ヨーガのふる里』のメロディーが、この歌曲の終結部に 対位法 で現われて、人の寿命が 尽きないうちに 聖なる悟り の成果を得て、天上へ趣く魂の歓びの表現を加速させています。本作品は Bob Lady Ver.で 2023年8月31日に note の 第5回 Bob Lady CHANNEL から発信されました。(2024年現在非公開)
なお、この作品の 著作権者は 伝統ヨガ芸術プロダクションです。
© Japan copyright 2023.8.29 Traditional Yoga Art Production
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