コンクリート

「目が覚めたか」

@○&★■◆§>☆¥!

「聞こえないな?」

¥@#☆&◆>$□!!!

細い脚をバタバタさせて暴れる女は、
口をガムテープで塞がれていた

黒い服の男達に囲まれ
彼女は報われない叫びを響かせる
精神的に憔悴仕切っていた彼女は
何もしなかったわけではない

彼らを怒らせる言動があったからだろう
「安心しろよ、食うことはしねえから
その変わり」

二人の男がコンクリートを持って運んできた
よく見るとドラム缶だと認識する

女は怯え、これ以上にないほどに暴れる
恐怖する

まだレイプのほうがずっとマシだと
彼女は思った

彼女が何をしたのかまではわからない
わからないが、今からされようとしている事から察するに、相当の事をしたのかもしれない

あるいは初めから何もしていないかもしれない

男達は女の口に貼ってあるガムテープを剥がすと
押さえつけられ
口の中に強引にコンクリートが注がれていく

彼女はガソリンを撒かれ、燃やされ
言葉に出来ない苦しみを与えられ、窒息と火傷により残酷な死を咲かせた

ドラム缶に詰まれ、身元不明になるよう山に捨てられた

彼らの行動は非道を超えている
女〇高生コンクリート詰め事件とほぼ同じ手口で〇害したのだ

男達はまた別の女を誘拐し監禁した
そんな事が繰り返されていたのだ

ふと、隅っこの方にドラム缶がぽつんとある
まだ持ってきていないはずのそれは
異様な空気を漂わせていた

女がコンクリートを口に流される数秒前に
カマキリのような脚が
一瞬にして
男達をバラバラに引き裂いたのだ

ドラム缶からおぞましい女が呻きながら
口から白いものを吐き
男に近づいてはキスをしていった

たぶんだが、キスではない
何かを移しているようだ
 監禁されていた女は恐怖のあまり放尿した

ドラム缶の女は男達の頭部を集めて
ドラム缶に入れ、口からまた白いものを吐いた

長く鋭い刃物のような手足で
彼らの頭部をみじん切りにしていた

 この場所に火をつけて自分も燃えていた
 監禁されていた女は走って逃げていった

最後に彼女はこう言っていたのである
「どうか……生き

女は笑いながら涙を落とすと
大きな爆発音が響いた




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