見出し画像

子供の教育について考える~インター幼稚園か日系幼稚園か

こんばんは。

今月は、仕事の合間を縫って、子供の幼稚園を探し歩いています。

シンガポールは、中華系、韓国系、日系、インド系、アラブ系、インターと多種多彩の幼稚園が存在しています。そして、私はこちらに来て、趣味のように30個以上の幼稚園を訪問して回っています。

日本にいる時も、地元である日本橋エリアを中心に中央区にある保育園~幼稚園はほぼ制覇する勢いで、全部見て回りました。

科学的見地を利用しながら、以下指標を点数化(各小項目5点)して、総合得点が高いところから、候補に入れるという形にしています。

【指標】
環境:安全面、清潔面、各教室の広さ、園庭の大きさ、その他遊具の充実具合、給食のバラエティ、家からの距離や交通利便性、受け入れ時間
教育:カリキュラム、自立性、創造性、指・体を使う運動の頻度
教育人材:保育士さんの連携、子供への接し方、待遇状況、園長先生の雰囲気
在籍している子供の表情:子供たちはイキイキしているか

幼児期に最も大事なことは、「人から愛情を受けること(自分を受け入れてくれる人がたくさんいること)」で、今後の自己肯定感を決定づけるといっても過言ではありません。

なので、「子供がイキイキしているか」「保育士さん達の子供への接し方」は私は、優先的に注目しています。子供が少し怯えていたり、保育士さんの子供への叱り方が否定的・感情的な場合は、どんなに英才教育を押して素晴らしいカリキュラムでも、候補から除外しています。

また、カフェとかも一緒かもしれませんが、「部屋の清潔さや整頓されているか」という指標も大事で、部屋が汚く、雑然としてる場合は、子供の表情や保育士さんの接し方・連携なども取れていないことも多いです。

そして、海外移住するうえで、皆が一番悩むのは、

「インターナショナルか日系か?」という論点だと思います。

ということで、色々文献を漁ると、小さいときに色々と海外を転々とした場合に、将来的に問題になることは、一点。

「アイデンティティ問題」に尽きます。

私の周りにも米国留学中に、日系のアメリカ人の友達が何人かいましたが、本音トークのときに、「自分のアイデンティティに悩んだ」という人がいました。

そういう場合は、家では両親とも日本人で、日本語なのに、白人が多い幼稚園や小学校に敢えて通わせることで、人種的な疎外感や言語がいつも他の生徒に比べて劣等感があるという自己肯定感の低下を招いた結果のようです。

人間は、動物的な考え方が根っこにあることで、やはり「人種や境遇が似ている人で固まりやすく、そこでアイデンティティを確立していく」ということは、色々な研究で分かってきています。

ということは、同じような境遇の人間が多い(英語が第二言語の人間が多い)場所で、アイデンティティを確立することが良いということのようです。

「英語が話せたら!」「せっかく海外なのだから、英語を!」と躍起になる方も多いと思うのですが、

劣等感を持ち、アイデンティティ喪失してしまうと、英語が話せない人よりもずっと不幸になってしまう可能性が高いです。

しかも、10年後、20年後、人工知能が発達して、言葉の壁はそこまで無い未来が来ることは確実かもしれません。なので、言語習得がネイティブレベルになる必要性は今よりは薄れる可能性が高いと思います。

私も、大学から米国に突っ込みましたが、ネイティブにはなれませんが、コミュニケーションで困った経験はあまりありませんし、相手も私たちにネイティブレベルの英語を求めることもありません。

私は、色々見た結果、うちの娘が一番馴染み、アットホームで保育士さん達が、いつも「〇〇!頑張ったね!グッドジョブ!」と、頑張りを褒めてくれる日系インターに通うことにしました。

6割日本語、4割英語という環境です。7割両親が日本人の子供、2割ローカルの子供、1割欧米の子供という感じです。娘が訪問の際、一番楽しそうで、保育士さんも子供達もキラキラしている園が一番良いのではないかと。

本の教育してます!パズル教育してます!ピアノを弾かせてます!という変わった教育をしている園もあると思いますが、子供がイキイキして、人生が楽しそうか?自己肯定感が育っているか?という指標が大事だと仮説をたてると、早期教育はそんなに優先順位上位には入ってこないかな。

3月までは、病院付属の保育園でお世話になっていましたが、4月からは日系インターにお世話になります^^








嬉しいです^^ 美味しいコーヒーと一緒に今後の医療談義をしたいなと思います。