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世間の評価はツッコミなんだな

「一億総ツッコミ時代」。ツッコミ過多。

マキタスポーツさんの指摘で、私の中で、あぁ!とつながって、ようやく腑に落ちたことについて書く。

週末、アマゾンプライムで映画を見た。

今や、映画を観る際に、先に知ってしまう情報がある。
★。星の数だ。

この映画は平均4.5だとか、星3以下だとか。

最近の映画のシステムは全部こう。映画館、レンタル、サブスク。
どこでどう観ようと、事前に世間の評価がわかってしまう。(あぁつまらない)

ずっとずっと気になってて、なぜそんなことを始めたのか、疑問に思っていた。

あの★評価制度、誰が得する?
映画を選択する時の、参考になるのか。
みんな、そこまでしてでも、失敗したくない時代になったのか?時間がそんなにもったいないのか。

映画なんて、失敗してなんぼでしょ。
しかも星の数なんて、観た人の基準でしょ。

★☆☆☆☆
↑↑↑
例えば、この評価の映画を、誰が積極的に見たいと思うだろうか。

となると、良い評価の映画は、より観られ、低い評価の映画は、より観られなくなるというサイクルになる。

映画を作る側の気持ちを考えると、残酷な評価制度だ。

お金と時間をかけて作った作品。

「これが、面白いと思いますけど、いかが?」と提示したものが、いきなり5段階で評価されてしまう。

最初の数人が、★3以下をつけたらスタートでつまずく。
低評価は映画関係者、出演者、監督、その映画を好きな人をも傷つける。

映画は受け取り手の考えによるから、ムラがある。だから★なんてあてにならないのに!
私は、星評価に関係なく、観たい映画を観ていく。けれども、他の人はどうだろう。絶対に失敗しない映画ばかり見て、何が面白いんだろう。

映画の感想なんて、自分だけで留めておけばいのに、なんで、こんな★評価システムがあるのか…

これが、マキタスポーツさんの言葉でわかった!

映画の★評価は、みんなツッコんでいるんだ!

自分はどう思っただとか、自分はここが好きだの、嫌いだの。
今や誰もかれも、日常生活でもSNSでもツッコんでいる。
日本全国民がツッコミを入れる、「一億総ツッコミ時代」
(マキタさんのの本のタイトルそのまま。この本おススメです。)

映画の星の評価も、ツッコむという作業をしているのだ、と思ったら、ようやく腑に落ちた。

みんながツッコんでいるつもりはないだろうけど、完全なツッコミだ。
ツッコミたいから、観た映画を評価し、斬っているんだな。

ホントに世の中、ツッコミ過多。マキタスポーツさんの言う通り。

つまんない映画見ちゃったなー。そういう出会い。失敗があるから素晴らしい映画との出会いが際立ち、面白いのに。

この★評価によるツッコミ。

映画だけでなく、本も、飲食店も、何かの商品も。作り手が見えるものの低評価は、とても悲しい。
ツッコむのもいいけど、相手はボケじゃないことを認識しよう。

そして、選ぶ立場の場合、世間の評価だけを自分の基準とするのはやめようね。



本当にありがとうございます😊嬉しくて小躍り!!💖