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月と陽のあいだに 231
落葉の章ハクシン(12)
ハクシンの乳母の日記がもたらした動揺が一段落したあと、白玲は再び皇帝のそば近くに仕えることとなった。宮を離れた皇后に代わって、その職務をこなしながら、皇帝の御座所に控えて、日々の細かな仕事を見覚える日々だった。
本来ならこの役割は、皇太子とその一人息子であるシュバル皇子が担うべきものだった。しかし、ハクシンに独断で毒杯を与えた皇太子は、皇帝の意に従わなかった者として
落葉の章ハクシン(12)
ハクシンの乳母の日記がもたらした動揺が一段落したあと、白玲は再び皇帝のそば近くに仕えることとなった。宮を離れた皇后に代わって、その職務をこなしながら、皇帝の御座所に控えて、日々の細かな仕事を見覚える日々だった。
本来ならこの役割は、皇太子とその一人息子であるシュバル皇子が担うべきものだった。しかし、ハクシンに独断で毒杯を与えた皇太子は、皇帝の意に従わなかった者として