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アラブのお母さん直伝!マクルーバを、現地のレシピで作ってみた

「マクルーバ」
それは、ヨルダンやパレスチナを代表する家庭料理。

鶏肉と、ナス、カリフラワー、ジャガイモなどの野菜と一緒に、スパイスで味をつけて炊く、アラブ版炊き込みご飯。
私が大好きなアラブ料理のうちの一つだ。

マクルーバという名前には、「ひっくり返す」という意味があり、鍋で完成した炊き込みご飯を、大きなお皿にひっくり返して盛り付けるところから、この名前が付いている。

完成したマクルーバをひっくり返すときは、家族全員がその様子を見に集まるほど、楽しくてワクワクする瞬間。

家庭によって少しずつ味付けが違っているし、ヨルダンでの「ザ・お母さんの味」を感じることができる。

私はこれまで6回ほどマクルーバを作ったことがあるが、最初の3回は、日本人の方が書いたレシピを見ながら作っていた。

完成したものはすごく美味しかったけど、ヨルダン人のお母さんたちが作るマクルーバとはどこか違っていた。

本場の味はどうやったら出せるのか、、、と思っていた矢先、機会があって、遂にヨルダン人のお母さんから直々に作り方を伝授してもらった!

今回は、その教えてもらったマクルーバのレシピを書き留めていきたい。

本場のマクルーバはやっぱりすごく美味しい!
私が日本に帰ってからも、このレシピを見たら、いつでもこの味を再現することができるように、、、

材料(6〜8人分)
・米3合
・鶏肉1羽
・ナス1本(日本のサイズ感のナスだと、3〜4本)
・カリフラワー1個
・ジャガイモ1〜2個
・玉ねぎ1個
・にんにく3〜4かけ
・オリーブオイル
・短いパスタ(あれば)
・ヨーグルト(あれば)

以下、スパイス類
(※ スパイスの量はお好みで。)
・オールスパイス
・クミン
・シナモン(スティックでも可)
・カルダモン
・ターメリック(あれば)
・コリアンダー(あれば)
・マギー(固形コンソメ)2個
・塩
・胡椒

全部で2時間くらいかかるから、効率よく作業するのが大切!

まずは、お肉を炒めていく作業。

オリーブオイルを入れた大きな鍋に、細かく切ったにんにくと玉ねぎ、鶏肉、スパイス類を中火にかける。

スパイスの量はお好みで。
写真のように、鶏肉が隠れるくらいが良い。

鶏肉にだいたい火が通ったら、鶏肉が全部浸かるくらいの水を入れて蓋をし、そのまま弱火にかけておく。

このまま火にかけて放置

ここまでの作業ができたら、今度はナス、カリフラワー、ジャガイモをひたすら切っていく。

マクルーバは、具材のボリューム感が一つの魅力なので、具材は大きめに切っていくのが良い。

切った具材は、油で素揚げしていく。
時間がない時には、鍋を2つ使って一気に揚げていく。

少し茶色くなるくらいまで素揚げする

野菜を揚げ終わった後に残った油で、短いパスタをカラッと揚げる。
短いパスタが無かったら、この工程は飛ばして大丈夫。

こちらが短いパスタ。
正式名称は分からない(笑)

揚げたパスタは、軽く洗ったお米に混ぜておく。

次は、鶏肉が入った鍋の火を消し、蓋を開けて、鶏肉とスープ(水分)を分ける。
このスープは後で使うので、絶対に捨てないこと!

分けたスープ

空になった鍋に鶏肉を敷き詰め、その上に素揚げした野菜を詰めていく。

最後にお米を隙間なく詰める。
詰めた後は、表面をならして平にしておく。

最後に、先ほど取り出したスープを投入する。
スープの量が少ない場合は水を足し、お米の表面から1〜2cm上のところまで、スープで浸かるようにしておく。

蓋をしてから、20〜30分、中火にかける。
時々蓋を開けて様子を見て、お米が炊き上がっているようだったら完成!

こんな見た目になっていたら完成!

火を止めてからも、しばらく蓋をしたまま放置しておくと、良い感じに炊き上がる。

アラブの大きい銀皿を持っていたら、その上に鍋をひっくり返す!

この大きな銀皿で振る舞われることが多い。

付け合わせとして、タッブーレ(アラブ風サラダ)とヨーグルトを用意し、マクルーバと混ぜながら食べたら、とても美味しい!

ヨーグルトとお米の相性の良さが分かるあなたは、もう立派なアラブ人!(笑)

日本人にも親しみやすい味で、同時にアラブも感じられるマクルーバ。
ぜひ作ってみてください!


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