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雪に対する姿勢

去年の春に引越してから、いちども雪をみていなかった。
しかし今日、体感としては初めての雪を観測。みぞれっぽい雨はなんどかあったけれど、雪のかたちをしたのがぽうぽう降ってきたのを生でちゃんと見た。しかも傘がなく、浴びた。
3月も終わろうとしているのに、気候さん、どうなっています? きのう春分じゃなかったです?

雪って傘を差すのにすごく微妙な落下物だな、といつも思う。雨だとその場で濡れるし、ちょっとくらい小雨でも当たり前のように傘を広げるのだけど、雪ってある程度は許容できる、というか、したい。何をいっている?
どっさり系の雪とか、吹雪だったらもう傘は必須だと思う。でも、ちらちら~っとした軽い雪って、ちょっと浴びたくなりませんか。当たってもあんまり実感がわかないくらいの。子どもか、とつっこまれそうだけど、雪に対しては常に子どもでありつづけたい。そういえば、雪を見上げて食べてみようとしていたころもあったな……(きたないからやめなさいと注意されました)。

あとはこんなに気温が低くて激寒なのに、なぜいま雨が降ってくれる? せめて降るなら雪にしてくれないかもうつかれたよパトラッシュ……の日も、何度経験したことか。たぶん、雪はそれほど降らない地域で育ったり過ごしたりしていたので、個人的に雪と雨とで与えたい価値に差があるのだと思う。雪がたくさん降る地域の方々からすると、雨のほうが嬉しかったりするのだろうか。
雪にしろ雨にしろ、傘を持ちつづけるのって結構つかれますよね。さ、逆らってる~!!!という風向きのときなんて、メリーポピンズ風にぴょんと目的地まで飛ばしてくれの気持ちだし。豪雨の日にサックスを背負って折り畳み傘を差したことが何度かあって、なにも守れていなかったです。なにも。

ものすごく久しぶりに雪に遭った感想としては「寒い」でした。雪に対するあこがれだのなんだの言っておきながら、やっぱり雪ってことはそれだけ空気が冷たいんだよな、という認識があるので一層寒く感じた。ポエジーもなにもない。
ただ yuki の発音や、雪という字から連想する結晶、肉眼で見たことはないのにそのイメージがかなり詩的なので、モチーフとして捉えるときにじゃっかん美化されるのかも、とあらためて感じます。
…………あたたかい部屋から雪を眺めるのがヨシ!!!

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