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秘密のnoteも、すぐに明らかになってしまうということ

 

本当に隠したいことがあったら、自分の胸の中だけに置いておく、そうすることでしか秘密は、叶えられないのだろう


 携帯のLINEに、「まいみさんのノート見たよ」と、メッセージが来ていた。普段の履歴よりも多く、急なLINEが複数名から、届いていた。

 私はその中の一人で、はっきりと「まいみさん」とLINEに書いていた人物に、「一体、どこから見つけてきたの」と、細かく聞いた。原因の一つは、判明した。

個人情報とは怖いもので、どこで何が特定されるか解らないものであり、きっと私の知らないところで、これは私だと、断定した者が数人、いたのだろうと思った。そして、これからも見続ける人がいるのだろう。自由になりたくて書いたものなのに、何故か自由ではない。私は夕食を食べながら、これから一体、どうしていけばいいのかと、孤独なまま複雑な思いを馳せていた時に思った、そうだ、私の過去には、そう連絡してくるだけの人間がいたのだと。


私は、孤独であるのか、それとも、孤独ではないのか。


 諦めがついた。私のことを「繰り返す記憶喪失者」であったと、過去に知っていた者でしか、私のことを「過去の私とつながる者」だと断定は出来ないはずであり、きっと私の過去は、それを伝えた人数が一定数いるのであろう。そしてやはり私は、記憶喪失をした、戸籍名の私なのであろう。

それを知る者たちは気を遣っているのか、その話を私にはしてこなかった。知っている人は、知っていていい。ただ、逆に言うならば私が過去に言った人間を思い出すならば、「私のことを見つけたんだね」と、逆に今、特定ができる。あなたは、過去の私と繋がっていたのだね、と。そして、これから私へどう対応するのか、それを見る決意が出来た。

 重い話は、信頼の置けない他人にそう簡単に出来ることでは無いだろう。早速、評価をくださった方々、今、初めてこの記事を見てくださった方、

あなたの友人が私だとしたら、あなたは私へどう接しますか。もしくは、あなたが私の立場だとしたら、私は事情を知った友人へ、どう接していきますか。今、言うなれば完全に匿名性でこの記事を書いている。どこの情報から割れようとも、盗撮機を仕掛けていない限り、この端末はハッキングされた可能性だってある訳であって、人に盗られて書き込まれている可能性だってある訳であって、

直接的に本当の私の姿と結びつけることは出来ない。それが出来たなら、立派な犯罪者であるだろう。何が言いたいのかというと、


私は私の本当のことを、一体、誰に言えばいいのだろう

 

 きっと、本当の友人ならば、ずっと黙っているはずだ。私がカミングアウトをするまで。私は、過去の友人を信頼し、仲が良さそうな皆へ伝えて行ってもいい、ただしこれは個人のプライバシー、本当に言いたくない秘密は友人にも言わないことと同じで、人生の一コマでもある。言えば、楽になるのかもしれない、だから過去の私は、話しているのかもしれない。けれど、それを無闇にやって壊れてしまう何かがあるならば。私は、誰一人にもこのことを言わないだろう。私がこれから作っていかなければいけない人生、そこで信頼できる人間は、私が今から見定めて行かなければならない、

何故なら、未来はまだしも、私には過去が見えないからだ。


こんな私を、あなたは孤独に思うだろうか。


 それとも、何も崩れていない今、初めから友人がいる、恵まれた者だと思うだろうか。私は恐れている、過去にしてきてあった丁寧な人生設計が、崩れてしまうこと、そして私自身の今の気持ちが、どこにも伝えられなくなることを。



※早速、スキしてくださった方、ありがとうございます。嬉しかったです。不束者ですが、宜しくお願い致します。

舞美

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