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読み耽る【2023年3月6日(月)】

2023年3月6日 晴れ

昨夜、就寝前、ベッドでリカちゃんごっこしたいと言っていた次女だったが、いざベッドへ行くと、「これ読みたい!」と言う。

赤いとり、ルージュベックといっしょにいろんな場所を旅する絵本。まほうのルーペでのぞいてみると、あらふしぎ! もうひとつの世界が見えてきます。
<編集者のおすすめポイント>
シンプルな赤と水色で描かれたイラストを、赤いセロファンがはられた「まほうのルーペ」でのぞくと、もうひとつの世界が見えてきます。思いがけないことがおきていたり、かくれていたり、ページをめくるごとに湧き出てくるいろんなストーリー。スタイリッシュな装幀やイラストは、プレゼントにもぴったりです。赤いくちばしのとり・ルージュベックと旅する道すがら、どんな世界が見えるでしょう? 世界10カ国で翻訳されている大人気のしかけ絵本です。

アノニマ・スタジオHPより

長女が保育園に通っていた数年前に購入した絵本だったかと思われる。
私もかなり久しぶりにページをめくる。

次女は、もしかしたら、この絵本に触れたのは、初めてだったかもしれない。
「なにこれ!?なにこれ!?」と、赤いセロファンがはられた魔法のルーペを覗き込んでいた。

なんて素晴らしいリアクション。

今まで気がついていなかったが、私がバイブルとしているルソーさんの『エミール』も登場して、「お!エミールがいる!」と、私も思わず興奮してしまった(そのエミールかどうかは知らんけど)。

遅れて寝室へやってきた長女も一緒に覗き込む。
でも、魔法のルーペ一つでは小さいので、長女がお持ちの赤い下敷きのようなものを持ってきて、覗く覗く。

「あ、◯◯がいるよ!」「なにこれ!?」「あ、◯◯だ!」などと、4歳と7歳がいろんな発見をしながら、最後のページまで余すことなく、不思議でアーティスティックな世界を楽しんだ。

読み終えたところで、「じゃ寝るよー」と電気を消すと、「寝れなーい!しりとりしりよー!」と次女に言われて、しりとりが始まった。消灯後のしりとりは、我が家の定番メニュー。

今朝は、パンを片手に、漫画を読み耽る長女の姿。

まさに<読み耽る>状態で、長女がこうなった時、外部の声は聞こえてこない。没頭している子どもの姿を見ると、なんて表現したらいいのか、美しいなぁと感じる。

できるだけ邪魔したくないが、「◯◯(長女)、◯◯(長女)」と肩を叩いて、ようやっと顔を上げたところで、「時間は気にしてね」と伝えると、上の空でうなずいて、再び漫画に視線を落とした。

しばらくして読み終えると、「あー、終わったー。パパも読んでいいよ」と現実世界に戻ってきた。

「おもしろいの?ちびデビとどっちがおもしろい?」と、野暮なことを聞くと、こちらの漫画を指さした。読んでいたのは、昨日、本屋で購入した『はろー! マイベイビー』。

おー!長女がハマりにハマった、あの『ちび☆デビ』より面白いのか。
じゃまた全巻揃える感じ?と聞くと、首を捻った。

それは違うんだ。むつかしい。

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