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差別、イジメ、無意識の野放し状態、僕は恥を知る者でありたい

欧米には差別があるといいます。
アメリカやヨーロッパに、長期滞在したことのある人の意見や、ものの本によると、そういうことらしいのです。

僕は体験していませんが、きっとそうなのでしょう。

「差別」と聞いて、黒人差別を連想されたでしょうか?
差別は、黒人に対してだけではないそうです。
有色人種すべてに行なわれているみたいです。

当然ですが、日本人に対しても「差別」があります。
アジア人に対する差別かもしれません。

白人は、無意識に白人は優れていると考えているようです。
ハッキリと、そう意識している人も多いでしょう。

私たち日本人も、日本人以外のアジア人に対して、無意識に日本人の方が優れていると思っていないでしょうか?

あなたは、東南アジアの人たちに、差別意識を持っていませんか?

友人に、「弟が国際結婚するんだ」と言われて、「相手はどこの人」と聞いたとします。
友人が、「フランス人」と言ったときと、「フィリピン人」と言ったときと、あなたの感想は同じでしょうか?

意識しての差別はヒドイです。
無意識の差別もヒドイです。

僕は小学生の時に、クラスの男子全員に無視されるというイジメにあいました。リーダーが決めた1人を全員で無視する遊びです。
2週間か、1ヶ月か、ちょっと記憶はあいまいですが、そんなわずかな期間なのに、僕はとても苦しみました。

リーダーには当然、ヒドイと思いました。
でも、リーダーの言いなりになっている友だちにも「ヒドイ」と言いたかった。

僕の番が終わり、別なクラスメイトがターゲットになりました。
僕は、みんなと一緒になって無視しました。

僕は、それが嫌で嫌で、たまらなく嫌なのに、そんなことは言えませんでした。「ごめん」と念じながら、僕も無視しました。

「ごめん」と念じても無意味と知っていながら、自分の自己嫌悪を軽くするためだったのでしょうか? いちいち「ごめん」と念じていました。

そして、そういう念じる自分を、かなり嫌いになりました。


* * *


差別もイジメも、ない方がイイです。
でも、
「イジメは良くないよ」と言う権利が、はたして僕にあるでしょうか?

イジメられるターゲットにされてしまうのが怖くて、「今度はアイツを無視しよう」という命令に従った僕が、「君、イジメは良くないよ」と発言していいのでしょうか?

恥知らずではないですか?

「国際結婚? 相手は? フランス人? おお~!」
「国際結婚? 相手は? フィリピン人? お、おお……」
という僕が、「差別は良くない」と発言していいのでしょうか?

100%、「恥ずかしくないのか?」と、心の中のもう1人の僕が言います。


* * *


僕は、僕の無意識を変えようとしています。
何度も何度も繰り返し言い聞かせます。天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずと。

僕は、僕ができなかったことを、今の小学生に言えません。

言えるのは、
「学校は世界ではない」
「転校してかまわない」
「学校に通わなくてもかまわない」
「いじめから逃げてイイ」
「イジメを見たり知っていたらチクっていい」
「チクってイジメられそうになったなら逃げてイイ」
という本音くらいです。


* * *


無意識を、放置している大人が多すぎると思います。
無意識の野放し状態。
無意識だから仕方ないと、無意識に思っています。

でも、そう言う人は、自分に害を与える他人の無意識には、とても厳しいも傾向にあります。
僕には、そう感じます。


少し前に、この記事を書きました。


ちょっと、僕の真意が伝わらないかなぁ、と心配になったので、追加の思考を一筆書きしてみました。

あなたは、誰かを見下していませんか?
僕は、55歳にしてやっと、誰も見下さなくなりつつあります。

でも、ときにチラッと、不努力に感じる人や、不勉強だなと感じる人を見下しそうになります。
その無意識を、「いかん、いかん、そうじゃない」と言い聞かせて、再教育を繰り返しています。


◆〆

7年前、妻のゆかりちゃんと一緒に暮らし始めて、当初僕は、ゆかりちゃんを見下していました。

世の中の大半の人を見下していました。

無意識とはいえ、ゆかりちゃんのことも見下していたわけですから、そりゃあ、ゆかりちゃんとケンカになりますよね。
ゆかりちゃんの心の悲鳴が、言葉や態度に現れたのです。

そしてそれが、僕にとってはスゴク、気に入らなかった。


まだ文筆家ではなかった僕ですが、このままでは良くないと思い、日記を書き出しました。
そして、このnoteを書くようになりました。

さらには、草薙龍瞬さんの『反応しない練習』と、
『嫌われる勇気~アドラー心理学の教え~』
『幸せになる勇気~アドラー心理学の教えⅡ~』
を読みました。


知るは易く、行なうは難し。

約2年間言い聞かせ続けて、それでもまだ、完全に無意識を変え切れていません。

唐突ですが、
僕は、ゆかりちゃんが大好きです。





おしまい


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第872話です

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