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「そんなつもりじゃなかった」という言い訳が世間を逆撫でする理由

こんにちは。

牧 菜々子です。

「そんなつもりじゃなかった」という言い訳は、間違いなく相手を逆撫でします。

どうしてかというと、「通用するから」です。

言い訳として、下手に通用するから、相手を逆撫でするのです。

世の中には、「そんなつもりじゃなかったのなら、許す」という構造が、確かにあるのです。

にわかに信じ難いことですが、「そんなつもりじゃなかった」と言う人を許す人は、世の中には大勢いるのです。

言い訳として、一定程度「有効」なのです。

そしてそのことを、誰もが直感的に知っています。

だから、「許されたら困る」と思って、「そんな言い訳は許されない!」と声高に対抗するのです。

本当にそんな言い訳は許されないのなら、「そんな言い訳は許されない!」と主張する必要はありません。

言い訳として通用するから、世間を逆撫でするのです。

逆に言うと、「そんなつもりじゃなかった」と言い訳をしなかった場合、「一定程度許される」ということが起きないので、最後の最後に世間から許されるということが起きます。

言い訳せずに非難を全面的に受けた場合、「社会的制裁を十分に受けている」として、刑罰が軽くなることがあります。

反対に、「そんなつもりじゃなかった」と言うことで下手に一定程度許された場合、その後に「反省の態度が見られない」として刑罰が重くなることがあるのです。

それもこれも、「そんなつもりじゃなかった」という言い訳に何の効果もないならば、起こらないことです。

世間は、「そんなつもりじゃなかった」と言う人を、許します。

「そんなつもりじゃなかった」という言い訳は、下手に通用します。

そのことが直感的にわかるから、言い訳をする人は、必ずこれを言うのです。