お金のかからない世の中になった
こんにちは。
牧 菜々子です。
昔は、もっとお金がかかっていたのに。
どんどん、お金がかからないものが、世の中にあふれるようになりました。
私が子どもの頃は、無料のゲームなんてなかった。
ゲームソフトを買うにも、何千円もかかっていました。
価格競争がない商品分野が多く、1つ1つの単価が高かった。
今は、格安で手に入るものが増えました。
趣味を始める時にほとんどお金がかからない
特に「お金がかからない世の中になった」と痛感するのは、何か趣味を始めようとした時です。
昔は、お菓子作りの本も高ければ、型などの調理道具も100円では買えなかった。
楽器を始めようと思っても、中古市場が確立されていないので、最初の一歩から高いお金がかかっていました。
今は、何か新しいことを始めようとする時に、ほとんどお金がかからないことも珍しくない。
そんな世の中になっています。
「手数料」がかかるようになった
一方で、昔よりお金がかかるようになったものもあります。
それは、実体を伴わない値づけのものです。
各種の「手数料」のように、実体を伴わない値づけをされることがあるのです。
企業が、手間を省くためだけに、消費者に負担させるお金。
ATMの時間外手数料が、その典型です。
他にも、入園者数を減らすためだけに値上げされる、テーマパークの入園料などがあります。
実体を伴わない値づけ。
その意味では、逆もあります。
季節外れのものが破格で処分されたり、それ自体が場所をとるようなかさばる商品が、原価度外視で売られたりします。
中古市場が発達した分、本来手に入るはずのない価格で、物が手に入るようになったのです。
お金がかかる理由とかからない理由を意識する
昔より、お金がかからない世の中になった。
その理由は、実体とお金とが切り離されたからです。
情報が無料になった反面、実体のないものに「手数料」などの名目で高いお金を出していることもあります。
お金がかかる理由と、お金がかからない理由。
その両方を意識してみると、世の中が違って見えてくるのです。