これに関してはね、問題は結構根深いと思うんですよ。

話を聞く限りでは、色々と構造的な問題はあると思います。勿論このままでいい筈は無いし、原作があるものを実写化する上でも考えていかなきゃいけない。

そして松本さんのことについても立場が上の人間が女性をアテンドさせるとか、もし本当なら下品極まりないし、まぁ事実関係が明らかになったらでいいと思うんですけどね。

世間で報じられていることっていうのは確かに問題なんです。
問題ではあるんですよ。

その問題をどう解決するかはそれに関与した人たちで考えていかなければいけないし、何より当事者が真摯に向き合っていかなければいけない。

何より大事なのは、将来のことを考えていくうえで事実関係を正しく整理すること。これに尽きると思います。

なのでこれに関しては整理して、問題点を洗い出して、そして解決策を導いて、今後発生しないように粛々と進めていく。

これしか無いんですよね。
あとはもう進めてもらうより他ない。

で。
ここからが大事なんですよ。

私達って、どうすればいいか？
って話です。

よくよく考えてみてください。
本当に、腹立っていますか？

そんなにセクシー田中さん、興味ありましたか？
松本さんの問題、当事者意識持つようなことでしたか？

ニュースで大きく報じられたからこそ、当事者意識持っちゃって、腹立てて、イライラして、攻撃していないですか？

よほどセクシー田中さんがお好きだったり、芸能人の性加害についてご興味がおありであれば仕方ないと思います。

ただ。
よく考えたらそこまでこの問題に興味ない方まで変に当事者意識持っちゃっていないかな？と思うんですよ。

じゃあ大きく報じられなかったらそもそも問題視されていなかったんじゃないの？って思う方も居ると思います。

それは正しいです。
だから、報じられることは別に問題じゃないんです。

私たちがそれに乗っかって、変に心がすり減っていないか？ということを私は心配しているんです。

たぶんね私たちが知らないだけで、中国でも韓国でもタイでもベトナムでも、芸能界では大きな問題が起きているんです。

そのことを日本人の私たちは知る由もない。
全ての悲劇を私たちは知らないってことなんです。

知らないんですけど、どこかで悲劇が報じられて、自分たちが全く当事者意識を持っていないけど批判の声を上げる人が居て、裁きを受ける人が居て、そして変わってゆく。

そもそもね。

芸能界の問題について大きく報じられることそのものは問題を前に進める上で大事なことではあるんですけど、一般市民がそれに対してテレビの前やスマホ越しに怒ったり悲しんだりするだけでは何も変わらない。

イライラしているだけ無駄なんですよ。

それなのに、自分たちに直接関係ない不祥事、悲劇をニュースとして目の当たりにして、関係ない筈なのに腹を立てて、誰かを責める人も居れば傷ついてしまう人も居る。

芸能界のことなんて、ハッキリ言ってほとんどがどうでもいいんですよ。

ただ、一つ一つの事件や当事者によってはどうでもよくないこともあるかと思います。それに対して心を痛めること、腹を立てることは仕方ないことです。

大事なのは、世の中で報道されている全ての不祥事や悲劇に対して当事者意識を持ちすぎると壊れちゃうし、そもそも世の中の大半のニュースなんてどうでもいいことなんですよ。

っていう話です。

それよりさ、NISAやるかやらないかとか考えた方が懐も潤っていいんじゃないですかね。