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大人にも大切な『対話』と主体的な学び

4月になり新しい年度が始まりました。
私の暮す地域では桜の満開も過ぎ、木の床には桜色の水玉。

去年の春、息子くん達が巣立っていき、それまで生活の中心に居た息子くん達の為に空けていた時間を持て余し、ぽっかり空いた穴に呆然としていた私。振り返れば、何とか穴を埋めようと、仕事ばかりして過ぎていった、あっという間の一年でした。

そして今年度は。
「仕事に追われる」のではなく、「やってみたかったことをやってみる!」そんな風に仕事や勉強に取り組んでいこうと、目下目論見中。

私は人の集まりが好きです。
人が集まり、そこで対話がはじまると、それぞれに気づきが生まれ、徐々に自分らしく成長していく。そんな場作りが大好きです。
一言で言うと、これはファシリテーション。

ある保育施設の保育士さん向け園内研修。
「日頃の保育で大切にしていること」を振り返るワークを中心に、皆で『対話』を楽しめるように場を設(しつら)えていく。
それから暫くして園長先生からの後日談。保育士の先生方の、発言や姿勢が変わり、いきいきとお仕事されているのだと嬉しい報告をいただきました。

1回こっきりの研修でしたが、先生方に変化のポイントは『対話』
園長先生も保育士の先生方も、しっかりと『こんな保育がしたい』と言う想いを持たれているステキな先生方でした。お互いの保育観をしっかり語れて、しっかり聴き合える機会があれば、園の風土がもっとより良く変わっていかれるだろう。上手にきっかけをつかみ取ってくれた先生方。

他の園での定期的な連続講座。
「それぞれの先生方の強みを引き出してあげたい」と願う園長先生の想いを取り入れつつ、先生方から出て来た「こんな内容が学びたい!」を大切に毎回の研修を組んでいきました。
最終回、先生方の表情が全く違います。
キラキラ・イキイキ明るく穏やかな表情で集まって来てくれた皆さん。

数年前の保育所保育指針の改定で、日本の保育は構造化された(決まったことを子ども達にやらせる)保育ではなく、主体的な遊びを大切にする(子ども達の「やってみたい!」を大切にしっかり遊び込める)保育に舵がきられています。これは学習指導要領で示されている小学校以降の学びに繋がる大切な土台作り。

私は思うのです。
子ども達の『主体性』を育むには、子ども達と関わる私達大人がまずは『主体性』を持って考え、行動することが大切なんじゃないかと。
この園の研修で大切にしたのは、この先生方の「~を学びたい!」
「研修をさせられる」のではなく、自ら「学びたい」と思う内容をテーマに、同僚と『対話』を重ねていく。

「相手を肯定的に見られるようになると自分から出てくる言葉も変わって人と関わることが楽になった」
「色んな考えがあって違っていても良いんだと思え、違いを楽しめるようになった」
「自分が悩んでいたことも悩みではなくなり心が楽になった」
「園の雰囲気が本当に良くなった。他の園にも取り入れて欲しい」

子ども達と関わる保育士の先生方の感性は素晴しい。
感性が豊かな人が保育士になるのか、それとも子ども達との関わりで先生方の感性は磨かれていくのか。子ども達と子ども達の未来を想い、真剣に保育に取り組む先生方のひたむきさに心から感謝。

他者との対話は、自分の気づきを促す。
この気づきは学び。
学ぶことは成長に。
そして、
この個人の成長が、組織(集団)としての成長に繋がっていく。
その集団の成長がまた、個人の成長を促していく。。。

皆さんからの感想やフィードバックをいただき、私は
「やっぱり対話の場作りは楽しい!」と、確信した。

そこで・・・。
子ども達を通じた、子育てを通じた『学びの機会』を、やっぱりお母さん達にも届けたい!!
今年度の私の「やってみよう!」のまず第一弾は
保護者さん対象のペアレントトレーニングを対面で開催すること☆

他のお母さん達との『対話』を通して、自分の子育ての良いところに『気づき』、親として『成長』していくお母さん達の場作りを。やっぱりやりたい!

「わたし」と「うちの子」に合った子育てのコツを見つけながら、親として育っていく。そんな場を一緒に体験してみませんか?
まだ見ぬあなたとの出会いを、楽しみに楽しみにお待ちしております。。。

ココロトモニのペアレントトレーニング

【オンラインペアトレ講座】@ココロトモニ(@kokotomo101) • Instagram写真と動画


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