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自己愛性パーソナリティ障害について思うこと


父が強烈な自己愛性パーソナリティ障害だからか、この自己愛について考えさせられることが多い。


自己愛性パーソナリティ障害の人は、人によって態度を上手に使い分ける。
その部分に関しては、嫌気がさすほど発達していると思う。
自分にとって役に立つ人か、立たない人かで態度を変える。
弁護士、教授、政治家、地位名誉のある人には気持ち悪いほど、媚びへつらうけれど、自分よりも下だと思うものには(年齢が自分よりも下な人にも)傲慢な態度をとる。


そして、自分以外の人の気持ちを読み取る部分は、ひどく欠落している。
父が病気になった人にお見舞いの電話をして、自分が毎日1万歩、歩いているとか、テニスを楽しんでいるとか健康自慢をしていてびっくりしたことがある。
そんな話をした後、自分の失言に落ち込むどころか、自分は素晴らしい話をしたとすら思っている。相手の気持ちに寄り添えないのです。こんなことは日常茶飯事。


そもそも、どうしたらこんな人間になるのか? 生まれつきなのか、育てられた環境なのか。。なんでなんだろう?
父を育てた母親(祖母)も強烈な自己愛性パーソナリティ障害だったから、偏った考え方が普通になったのかもしれない。。そして周りがおかしいになるのかな。


人間は生きていれば、嬉しいことばかりでない。失敗や苦しみ、悲しみの中から、自分を省み、人生最後の日まで、成長し続けたいと思うはずなのに。
そして年齢とともに、小さな幸せこそが、実は大きな幸せだったと気づき、すべてに感謝の気持ちが湧いてくるはずなのに。父はたぶん人間の心を持ちあわせていないんだろう。。


家の中で、会社で、どこででも自己愛性パーソナリティ障害の周りで苦しむ人は多いと思う。本人はまったく悩まないから改善されないんだけど。別の星から来たヘンな異星人(笑)と思うくらいにして、こちらは真剣に悩む必要はないですね。


ようやくそんな気持ちで、自己愛性パーソナリティ障害の父親を見れるようになったかな。小さい頃に気づければ、振り回されることなく、病気になることもなかったと思うけど。


親であっても、上司であっても、先生であっても、もしこんな人がいたら、こちらが道徳的観念をもつ必要はない。早く逃げる、さっさと逃げる、距離を取る、切れるものなら縁を切る。そうして自分の身を守る事が一番大切なことだと思う。



maman♡

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