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親子のDNAの繋がり。

今日は、私の両親の諸々の用事を済ませるために、実家へと行ってきた。


(私の母は、重度のメンタル疾患を抱えており、先日から精神科に入院中です。

そして私の父は、10年ほど前に大病を患っており、現在は体に麻痺を抱えながら暮らしています。
それでも自分のことは自分でこなし、超高齢ながらも病気ひとつせずに動き回る私の祖母と二人、様々な方々に見守られながら、安定した生活を送ることが出来ています。

母のこれまでの経緯の詳細は、こちらの記事にありますので、よろしければお願いします。↓↓↓)



入院中の母が生活の品で足りていないものがある、と事前に把握していたので、その品々をゲットして母のもとへ届ける、というのが本日の私の大きなミッションだった。

そうして実家へと行く前に今日は、少しの時間だけれど、都内へと足を伸ばしてみることにした。

私の自宅から実家までの道のりは、電車で片道一時間半ちょっと。私が今住む場所も私の実家も、東京に隣接している地域である。


久しぶりの東京だった。

年が明けてから、お台場に劇団四季を観に行った以来だろうか。

目的の駅に降り立つと、スカイツリーが目の前にそびえ立っていて、なかなかの頻度でお目にかかっているはずの巨大建造物のはずなのに、今日ももれなくそれを拝み、

「おお〜!これぞトウキョウ!かっこいいな!」
とか、心の中で思ってしまった。笑

東京ってやっぱり、エネルギーに溢れている感じがする場所だ。ただそこにいるだけで、私までエネルギーがみなぎってくる気がしてワクワクした。


とある都内のPARCOへ直行。

目的のお店はすでに決まっていた。

MARKS & WEB、である。


MARKS & WEBとは?

日本で生まれた、デイリープロダクトのブランド。

肌を清潔にし、すこやかに保つためのスキンケアも、毎日の生活に欠かせないデイリープロダクト(日用品)。赤ちゃんから大人まで、年齢や性別を問わずに必要不可欠なものです。だからこそ、安全性と環境性、有用性のバランスを満たし、毎日惜しみなく使い続けることができる価格で提供したい。マークスアンドウェブは、その理念に基づいてモノづくりを続けてきました。

ブランド名の「MARKS」にはお気に入り、「WEB」には広めるという意味を込めています。私たちの考える「お気に入り」を提案し、香りや素材、使い心地など、その日そのときの気分で「選ぶ楽しみ」を感じていただけたら。使ってくださる方の生活が、より豊かなものになることを願っています。

「MARKS & WEB」公式HPより抜粋


私は、以前からこちらのブランドが好きだった。

アロマオイルや、シャンプー、ボディーソープ、洗顔、ボディークリームなどなどが店頭に並ぶ。

とにかくすべてを自然に。あるがままに。

をなんとな〜くのモットーにして生きている私には、そのブランドコンセプトが、すい〜っと馴染む気がしていて。


当然のことながら今の時代は、オンライン上でも、こちらのブランドの品物を購入することは出来る。

だけど、いつものことながらとにかく私は、現場でこの目でちゃんと見て、その商品を買うのか買わないのか、を決めたくて。

そんな流れから店頭に行き、結果的には、黒髪のショートカットがとってもかわいらしい店員さんに色々と教えていただいて、8000円分も爆買いをしてしまった。

シャンプーと、洗顔と、ポーチを二つと、ブランドのロゴが書かれた、小さな白い巾着袋を二枚。それと、こちらもさり気なくブランドロゴが書かれたハンドタオルを一枚…………


なんて楽しいんだろうか。お買い物って。

やっぱり私の場合は、店員さんとお話ししたりしながら、こうして店頭で直接お店の空気感を感じながら買うことが、大好きなんだな〜って思った。


そうして買い物を楽しんでいたら、あっという間に時間が過ぎていて、再び慌てて駅に向かい電車に乗って、ようやく実家近くの最寄り駅に到着した。

そして駅からはタクシーに乗り込む。
一旦実家へ向かい、私の父をひろってタクシーに乗せ、今日は私の父も一緒に、母の入院する病院へ。


今日は日曜日だったこともあり、母に目の前で会うことは出来なかった。

入院する病棟の中から、ガラス越しに母は、私と父に向かって一生懸命に

『ここから出して欲しいの!不可思議なことが沢山おきてるのよ!ほんとよ!』と訴えていた。(これは私の母の、妄想なのです。)

私は、そのように、なかなかの領域に到達してしまった様子の母には慣れてしまっていたことと、なんというのかな。もうすでにそんな母に対しての気持ちには、ある程度の覚悟を決めている、というのかそのようなところがあったので、そういった母の姿を目の当たりにしても、少し気持ちが荒む、くらいだった。

それに対して父は、そこまでになってしまった母を今日はじめて見て、とても複雑そうな表情を浮かべていた。


「ね?これでわかったでしょう?
お母さんはもう、家に帰って今まで通りに暮らすことは厳しいんだよ。」私は父にそう言った。

それでも、父の表情は変わらずかたいまま。
相変わらず『お母さんを5月頃には家に戻したい。』みたいなことを言っていた。


父の言わんとすることも、なんとなくはわかるのだ。

病気をする以前の父の口癖は

『自然に。しぜ〜んにね。
なんでも、そのままでいいんだよ。』


だったことを、今日急に思い出した。

今の私の生きる上でのモットーと同じじゃないか。
やはり私と父も、同じDNAを持っているのだなってそう思った。

父はきっと、そうして心の病が進行してしまった母ですら自分が家で受け入れよう、と思っているのではないのだろうか。


でも無理なのだ。今の父の体では。
到底無理なのである。

「心と体の声が一致しない歯がゆさ」がきっと父にはあるのだと思った。

それでも私は、

(心を荒ませている場合ではないぞ!今の私に出来ることは何か?そこを考え続けろ!そして、ちゃんと考えた上で自分が出した結論には、自信を持っていい!胸を張って前を向いてろ!!)

と今日も、自分で自分に、必死でそう言い聞かせていたのだった。



ここまで読んでくださってありがとうございました。また明日、おやすみなさい。





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