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子育ては大変、子離れは難しい

発達になんらかの不安がある子は子育てするのが大変なことも多い。
同年齢の子とは違う言動、行動であることも少なくないから
戸惑うことの連続だ。

知能にさほど遅れが無い、
あるいは、高い知能をもっていると余計大変だ。

通常級に混ざって教育を受けている場合も少なくないから
余計に他の子との差が顕著に見える。
そうなると過干渉、過保護化してしまう。
勿論、ある程度の年齢までは、その必要もあろうかと思うが。

ただ、子育て期においては
今はある程度のサポート体制が整っているので、
助けを求めることは出来るし、
「発達障害」に関しての情報や知識も沢山出回っているから
簡単に手に入れることができる。
これもまた、その手に入れた情報が正しいかどうかはきちんと見極めないと大変なことになるので、やはり、信頼できる専門家のサポートをある程度の年齢まで受けていると安心だろうと思う。

では、子離れ、親離れについてはどうだろう。


考えてみたことはあるだろうか?

これもまた、通常であれば
子どもの方が勝手に先に親離れしていくので、
親がその準備ができずとも、泣く泣く受け入れざるを得ない。
子どもが大人になっていく過程で必要なことなので、
喜ぶべきことだと言えますね。
そんなことが突然だったりしますから。

ただ、発達凸凹だったり、発達に不安がある場合は
そんな風に簡単にはいかない。

そもそも、子育て期に
「発達に不安」があるため、
過保護や過干渉になりやすい。
今まで親が子どもにかけてきた手や目をどうやって解放していくのか?
どのタイミングでどんな風に少しずつ親も準備をして行けば良いのか?が見えにくい。

以前、若者の保護者対象に交流会を開催した時の保護者の人へのお話の中で伝えたことの一つが

「子どもも親もお互いが自立する準備を少しずつしていかなければならない。高校を卒業したから、大学を卒業したからってもう一人暮らしできるだろう?って思わないでほしい。一人暮らしするのにはそれまでに準備が必要で、発達段階もきちんと見極めないといけないのです。今まであんなにうるさく過干渉で、過保護だったのに、急に自立しろ!って言うのは酷な話です。」

ってことです。

何事にも準備やステップが必要

けれど、
しばしばそんなことを忘れてしまうようです。

特に子どもの方がしっかりと発達、成長しているのに
親が子離れが上手にできず
その子の発達の妨げになることも少なくありません。
子どもが大人になっていくことを妨げないよう注意が必要です。

発達障害がある場合は実年齢より数年発達が遅れることもあり、
いつまでも子ども扱いして必要な経験ができないままに大人になる場合もあったりするので、そんな時はとても残念に思う。
どうか子どもの成長の邪魔をしないでほしいと。

では、どんな風に子離れのステップを踏んで行けば良いのか?

結局はある程度 実年齢に沿って準備をして行かなければならないということです。
どのポイントでどの程度子どもを手放していくか?
これが難しいと感じる人が多いようです。

特に学校生活において手助けしている保護者の方も多いので、
迷うようです。

ヒントは、手放したことで子どもが経験するだろう失敗から
子どもが何を学ぶのか?を想像できることに関しては
そろそろ手放すタイミングです。


そうではなく、たとえ失敗したとしても
今の子どもの発達から考えると
失敗を学びに変え、成長していくというのは難しいだろうと思うことは
まだまだ、手をかしてあげると良いということです。

あとは、学童期から青年期に移っていく時の

実年齢を基準にした生きる力獲得のための子離れの準備

おそらくお子さんの年齢が低ければ
まだ必要ではないことかもしれませんね。
もし、お子さんがすでに青年期に入っているなら
考えていかなければなりませんね。

そんなお話やお母さんの人生の楽しみ方のお話は
こちらでしたいと思います。

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