感動体験⑦感謝の心で、ウツにさよなら！―元小学校教諭の女性に奇跡が臨むまで
いつも私の記事に目を通してくださり、本当にありがとうございます。
今回は、大川隆法先生の教えを学んで、人生を変えていった方々の体験談をご紹介する「感動体験」の回です。
お話の多くは幸福の科学の月刊誌に登場された方の体験談になります。
プライバシー保護のため、お名前はイニシャルとさせていただきますが、すべて実際の体験談になります。
感動体験第７弾は、職場の悩みを抱えてウツ病になり、仕事も家事もできなくなってしまったHさんの体験談（月刊「幸福の科学」397号より）。
みなさまの人生の参考になれば幸いです。
「仕事が手につかず」
Hさんが重度のウツ病になったのは、54歳の時。
小学校教諭だったHさんは、特別支援学級の担任になり、”ADHD”と言われる生徒を受け持ちました。
ところが、担当した子どもたちは、授業中に教室を飛び出してしまったり、すぐにキレてしまいます。
指導が上手くできず、Hさんは悩みます。
（……お母さん方にも、もっと協力してほしいな……）
そんな気持ちもあり、保護者にもお子さんの指導をお願いしてみました。
ところが、保護者の方とのやりとりは上手くいかず、関係が悪くなってしまい、教育委員会で問題になってしまったそうです。
（もう、嫌だ……）
心の余裕がなくなり、仕事が手につきません。
病院に行くと「ウツ」と診断され、精神安定剤をもらうことになりましたが、元々薬嫌いだったこともあって、飲むのをやめてしまいました。
そして、Hさんは担任になってから９ヵ月後に、休職をせざるを得ない状況になりました。
恐怖心に襲われて
（良かった、これできっと症状はよくなるはず）
休職したHさんは、正直なところ、ホッとしていました。
ところが、ホッとしたのもつかの間、Hさんの症状は、逆に悪化していきました。
不眠が続く。
頭はいつも“何かがかぶさった感じ”で重たい。
身体を起こしていられない。
戸外の鳥のさえずりが不気味に聞こえる。
恐怖心がむくむくと湧いてくる。
料理もできない。
ソファで休んだきり。
まったく笑えない。
このような症状がずっと続いたそうです。
気を使ってくれたご主人が料理を作ってくれたりしましたが、症状は改善せず。
（ああ、しんどい。楽になりたい――）
気が付けば、死を望んでいる自分がいました。
友人からの一本の電話
そんな重苦しい日々を送っていたある日。
「Hさん、元気？」
昔からの友人、Yさんから一本の電話が入ります。
「実は私、ウツになって……」
すると、心配したYさんからこんな言葉が。
「支部に行かない？元気になれるよ」
幸福の科学の支部にHさんを誘ってくれたのです。
そういえば昔、Hさんが“プチうつ”になった時にも、Yさんが幸福の科学の映画や精舎に誘ってくれたことで、気持ちを建て直せたことがありました。
（家にいても、気がふさぐだけだし……）
助けを求めていたHさんは、支部に行ってみることにしました。
初めての支部訪問、50巻ビデオとの出会い
後日、Yさんと一緒に支部に行くと、出迎えてくれた方が、自分も同じような辛い状況を、乗り越えたことがあると教えてくれました。
それから、
「末期がんの女性が、大川隆法先生の50巻ビデオ（初期の主要な法話50本を収めたビデオ集）を見続けた結果、心が癒され、奇跡的に症状が改善した」
という話も教わります。
当時、感情の起伏が激しく、突然泣いたり、パニックになったりするＨさんでしたが、一つのことをやり通してみることにも興味が湧きます。
「まずは50巻ビデオを観てみよう！」
「人を愛し、人を生かし、人を許せ」
試しに大川隆先生の50巻に渡る法話ビデオを拝聴してみることにしたＨさん。
「人を愛し、人を生かし、人を許せ」というご法話が特に気に入ったそうです。
「一定の苦境あるいは困難、艱難（かんなん）のなかをくぐってこないと、真なる強さというのは出てこないんです。（中略）
皆さんが過去、もし多くの失敗をされてきたとしても、それをプラスに生かしていく道がある（中略）と言っておきたいのです」
（今の苦しい状況も、自分を磨くためにあるのかも……）
そう考えたHさんは、少しずつ学びを深め始め、毎日「仏説・正心法語」（幸福の科学の根本経典）のCDを聞き続けてみることにしました。
大宇宙に 光あり
光は 仏の 生命なり
生命に よりて 人は生き
生命に よりて 歴史あり
生命は 永遠に 普遍なり
……
人生に これ 三相あり
過去・現在・未来の 時間なり
過去は 既に 過ぎ去れども
心の 過ちは 残るなり
他人に 対して 理解をし
自分に 対しては 反省せよ
自他は これ 別個に非ず 一体なり
共に 仏子の 兄弟なり
しからば 共に 愛し合い
しからば 共に 生かし合い
しからば 共に 許し合え
……
（仏説『正心法語』より抜粋）
毎日のように「正心法語」を唱えていると、不思議なことが起きました。
自分の存在が、神仏に護られているように感じて、ずっと慢性的に抱いていた恐怖心が消え、安心感で満たされるようになっていったのです。
そして驚くべきことに、半年も経たないうちに、仕事に復帰できるまでに心身の体調が回復していきました。
なぜ自分はウツになったのか――
Ｈさんは、さらに、支部に通い、法を学んでいくうちに、どうして自分がウツになったのか、その原因を振り返って反省できるようになっていきます。
（私には、人を幸せにしようという思いや、感謝の心が足りなかったんだな……）
教諭時代、ウツに陥った時のＨさんは、保護者の方々への不満でいっぱいでした。
「もっとこうしてほしい、ああしてほしい――」
保護者の方々のできていないところばかりが気になり、心のなかで裁いていたのです。
Ｈさんは、保護者や教え子の気持ちを分かってあげているつもりで、「本当は自分の気持ちを優先することしか考えていなかった」、ということに気づきます。
しかし、思い返してみれば、保護者の方々がＨさんを気遣い、励ましてくれたことも沢山ありました。
沢山の励ましを受けてきたはずなのに、それに気づかず、不満ばかり述べていた自分。
（私、神仏の教えと正反対に生きてきた……！）
「与えられてきたこと」が腑に落ちた時、感謝の気持ちが湧き上がってきたといいます。
大川隆法先生の講演会に参加
Ｈさんに大きな転機が訪れたのは、大川隆法先生が地元・福岡で開かれた大講演会に参加した時の事。（2016年3月13日「時代を変える奇跡の力」）
大川隆法先生は、真実の人生観や、日本の政治のあるべき姿、世界の人々への愛の思いを語られます。
そして、会場の参加者に力強く訴えかけられました。
「”幽霊信者”なんかやっている場合じゃないですよ！今立ち上がらなかったら、間に合わないんですよー！」
この言葉を聞いてハッとしたと言うＨさん。
（幽霊信者って、私のことだ……）
自分は神仏のご加護をいただいて、ウツから救われたのに、周りの方に幸せを広げていこうとはしていないのでは？
相変わらず、周りの方への愛が薄い、ということに気づいたＨさんは、そんな自分を強く変え、人のために生きたい、と願うようになります。
感謝・報恩の支部活動で、父親の病気にも全快の奇跡が！
福岡での大講演会で大川隆法先生にお会いしてからというもの。
大川隆法先生から学んだ、「人間は仏の子である」という教えが胸に残っていました。
そして、これからは自分も仏の子として、周りの方の幸せのために生きたい、と誓い、Ｈさんは支部活動に専念していきます。
「感謝の心」や「与える愛」の気持ちを大切に――。
日々のお祈りや地域訪問にも精力的に取り組みます。
支部活動でどんどん元気になるＨさんを見て、Ｈさんのご両親も喜び、幸福の科学に入会、大川隆法先生の教えを学ぶようになります。
また、Ｈさんの父は大腸ガンを患っていましたが、幸福の科学の映画を観た事がきっかけで、ステージ４から１になり、その後完治する、という奇跡も起きたそうです。
Ｈさんは、これからも感謝の気持ちをこめて、幸せになる心の持ち方を広げていきたいと願っています。
〈感想・気づき〉
Hさんの素晴らしいところは、ウツになった原因を自分自身の心の傾向に求めていったところ。
そして、教諭時代にウツを発症した頃には、保護者の皆さんへの不満で、自分の心がいっぱいだったことに気づいたこと。
さらに、保護者の皆様に励ましてもらっていたこと、与えてもらっていたことへの感謝が足りないのではないか、ということに気づいたところだと思います。
他人を責めるのではなく、与えられていた部分に気づき、感謝をしていくことで、自然と自分が持っていた、どす黒い怨念のようなものが消え去っていたのではないか、と思います。
また、ウツを改善した後に、大川先生の講演会に参加し、「感謝・報恩行が足りない」と気づいて、自ら行動を開始したことも勇気がありますね。
その結果、ご家族にまでポジィティブなパワーが伝染して、末期がんのお父様まで全快されたのですから、素晴らしいことです。
「ウツ」の発症から、家族の病気の奇跡的回復まで――。
すべてはHさんの心の持ち方次第で、自分や周りの環境が変わっていたという稀有なる例だと思います。
この体験談が、病やウツに苦しむ皆さんの参考になれば幸いです。
最後までご覧くださり、誠にありがとうございました！
※Hさんの転機になったという、「時代を変える奇跡の力」抜粋はこちら♪
「時代を変える奇跡の力」
※「人を愛し、人を生かし、人を許せ」のポイント解説はこちら♪
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