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ワイン会をしたので感想と今後について考えてみた

この前、葡蔵人(ブックロード)から醸造家の須合美智子さんお招きしてワイン会を開催しました。

ブックロードは東京、御徒町にあるワイナリーでして、以前にも見学させていただいてます。


会の目的はもちろん、ブックロードさんのワインを知ってもらうという会ですが、シロッコでの初めてのワイン会と言うこともあり色々と試す機会でもありました。
その辺をまとめておきたいと思います。

当日の内容はこのようなイベントでした。


ワイン会といってもいろいろなやり方があります。


ワイナリーやワインについて詳しくお話しいただくセミナーのようなやり方や、ワインに対して1つずつ料理を合わせていくやり方、特に形式はなく交流会のようにゆるくを楽しむやり方、他にもありますが色々とあります。

いろいろ試してみる会にしてみた、と書きましたが実は思っていた事は全部試してみました。
だからといってしっかりと計画を立てたわけではないので、中途半端になってしまったところもありそれは大変申し訳ないのですが、全体的には十分に楽しんでいただけたようなのでよかったです。

ワインセミナーふう

まずはワインセミナー形式ですが、ワイナリーについての話から今回お出ししたワインの紹介説明など、多分細かく掘り下げればいくらでも話ができる内容だと思います。でも掘り下げれば掘り下げるほどマニアックな内容となり、ついていけなくなるというか人それぞれ興味を持つ範囲は違いますのでなかなか難しいです。

あとはやはりプロジェクター等があった方が断然良い。話だけではどうしても聞いているときの集中力が続かない場合がありました。

もちろんわかってはいたのですがないものはない。プロジェクター、何度か検討しているのですがいかんせん店が小さいもので、うまく設置できる感じでもないのでかなり迷っているのです。

ペアリングふう

料理とワインを合わせるやり方、これはマリアージュですとか今はペアリングと言ったりしますが、僕自身あまり好きではありません。料理とワインを合わせるのは自分自身で考えればいいじゃん、というお前がそれを言うなよっていう理由です。
正直、他の店でやっているペアリングに疑問を持つこともありますし、まだまだそのペアリングはソムリエの自己満足の範囲である場合が多いと思うからです。

お客様のほうもペアリングを楽しむというよりかはどちらかというとワインが少しずつたくさん飲めるから、またワインを選ぶ煩わしさがなくなるという理由も多い気がします。


もちろん自信を持って提供しているのでしょうが、まだまだお客様とのズレはあるような気がします。そのズレはある意味おもしろいと言えるかもしれませんが、どうでしょう、まだまだおもしろいという例だけでは無い気がします。

料理はつまみと言う感じで少量ずつ5種類提供しました。


で、感想を聞いてみたのですがやはりお客様の一人ひとりの捉え方っていうのは全く違いました。おもしろい。
例えばシロッコのピクルスは自家製で少し酢の酸味が強めに感じられるように作ってあるのですが、それをワインに合わせるのは一見難しそうな感じです。
酸味の強さなどの感じ方は人それぞれなので、結局はそれに合わせるワインも美味しい、合う合わない、はかなり違ってきます。


完璧に合うようなワインはありませんでしたが、逆に完璧に合わないワインもありませんでした。赤も白も同様です。


もちろんお店としてこれからもある程度の提案といいますか、ワインと料理の組み合わせというものはお勧めしたりはしますが、その結果と感想というのはお客様自身が決めればいいと思います。
こんなこと言うと怠慢だと怒られそうですが…

この件については別の形で書こうと思います。

懇親会ふう

料理とワインを一緒に楽しむという行為はやっぱりリラックスできるようでそういった面ではかなり楽しそうに見受けられました。
シロッコでのワイン会は時間帯的に夕方になることが多くなりそうなのでしっかりとした食事を出す事はないのですが、ワインと一緒に楽しむ料理というのはやはり必要なんだなっていうことがあらためて感じました。当たり前ですがw

最終的に強く感じたのは、小さな店ですので少人数になってしまうのですが、それを逆に最大限に生かすやり方というのはあるかなと。


例えば質問等は圧倒的にしやすい雰囲気です。いちいち挙手をしなくても、流れを質問で遮っても雰囲気は全然変わらないです。
とすると話をしながらも思ったこと、感じたこと、疑問などをその都度気軽に話し合えて聞けるという流れが1番楽しめるのかな、と思いました。
多分次回はこの流れで行くと思います。


このような感じでより楽しめるように改善をしていきたいと思っております。

ワイン会やりましょう!

ぜひワイン会をやってみようと思うワイナリーの方インポーターの方、ご連絡お待ちしております!

誤解を恐れずにいうと、しっかりと計画を練って大規模な、完璧なワイン会にする必要も無いとも思います。
たまたま東京に用事があってそのついでに顔出してもらえる、そんな感じでも常に求めています。
失礼な言い方になってしまっているかもしれませんが、お客様が今飲んでいるそのワイン、その隣にそのワインを造った方がいるというのはそれだけで嬉しいものです。
そのワインのファンという方も確実にいるわけで、そうなるとやっぱり、嬉しいですよね。会えるのは。

そのワインを飲みながら、思ったこと感じたこと疑問点それをその感じた瞬間に質問をできるというのはそれだけ魅力的です。

そして通訳がいらない!w

ともあれここでワイン会がしたいと思っていただけるような強い店にすればいいわけで、それは地道にがんばります。

ありがとうございました。

日本ワイン専門ワインバー
高田馬場早稲田口より徒歩1分
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Wine Bar Sirocco
〒169-0075
東京都新宿区高田馬場2-19-8阿部大竹ビル2F
営業時間 18:00~0:00 定休日なし
チャージ・サービス料はありません
sirocco.wine@gmail.com
https://www.instagram.com/sirocco.wine/
https://www.facebook.com/sirocco.wine/
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【ワインバーシロッコについて】
https://note.mu/marino_wine/n/naa8c6eef6395

2020年4月現在は、サポートはお店のために使わせていただきます。