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まって、いかないで:odottaa

  待つ:odottaa
待って:odota

久しぶりに赤十字社のボランティアに参加してきた。

子どもたちは程よく落ち着いていた。コロナ禍の影響で家での遊び方を学んだのかな?

私が修論を提出した話をしたらみんなお祝いしてくれた。

ボランティア先でスイカがふるまわれた。「日本ではスイカに塩かけて食べるよ」と言ったら、他のボランティアさんと側にいた子どもが勇敢にもチャレンジしてくれた。それぞれ反応は「おいしい!(ボランティアさん)」「悪くないね(子ども)」だった。子どもの方は塩をかけすぎて若干むせていた。

なんだかどんどんフィン語が自分の口を突いて出てくるので驚いた。今や修論のプレッシャーもないし、脳も比較的休まっているので思ったことがぽんぽんフィンランド語で出てくるんだと思う。オリンピックと持続的な開発に関する話とか、自分の将来の話とか、いろいろした。

そのあと、ボランティア先に来ているとあるお母さんと子どもに招待されて、一緒にお家でお茶をした。子ども(幼稚園児)は宵っ張りでなかなか寝ない。ご飯もあまり食べないらしい。お母さんがシャワーを浴びている最中子守をしていた。といっても、危ないことをしないように見守るという感じではあったけど(大したことはしていない)。私の周囲にはどういうわけか宵っ張りの子どもが多い。

3カ月前には一言も話せなかったその子どもが、今や英語で数字やアルファベットを言えるようになっていた。私が帰ろうとしたら「oota minut(odota minua, まって)」って言って何度も引き留めようとしてきた。帰ろうとする私の手を引いて、部屋の中に何度も連れ戻そうとするのだ。私は子どもが窓の外をよそ見しているすきにそっと抜け出した。

ボランティア先を出るころには夜の23時をまわっていた。家の中は暑かったのに、外に出ると肌寒いくらいだった。湖から吹く風のせいかなと思った。草の青々したにおいを吸い込んだ。

「もうあと一カ月ちょいでフィンランドを離れるのか…」と思うと切なくなった。  

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毎日30度越えで、エアコンのないフィンランドは暑くてしょうがない。それでも一応ちゃんと寝て、今日は二つ企業説明会に参加した。昨日も一社参加した。日本の新卒就活は、必ず説明会があって会社の様子を詳しく聞けるからいいなと思った。

写真は昨日の夜23時、ボランティア先からの帰り道に撮ったもの。



そんな、皆様からサポートをいただけるような文章は一つも書いておりませんでして…