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慢性膵炎がわかるまで。どんな症状がでていたか?【20代でもなる病気】

◆はじめに

慢性膵炎という病気の診断がおりてから1年経った
慢性膵炎という病気がわかる前まですごい苦しんだ

・とにかく体がだるい倦怠感が続く
・休日は体が重く動かず、ずっとベッドの中
・毎月38度の熱をだす
・通勤途中で嘔吐する
・下痢と便秘を繰り返す
・胃痛がひどい
・貧血のような、ふらふらした感じに襲われる

こんな症状がでていたので病院に行くものの
診断はいつも『胃炎』だった
ひどい症状のときは吐き気止めの入った点滴を打っていた

その点滴も効いていたし、胃炎の薬だって、たしかに効いたものの
たまに効かないときもあった
とにかく体がおかしかった
早くもとの状態の体に戻りたくて、病院も4〜5軒はまわった

この話は、今、原因不明の倦怠感で悩んでいるひとや上記の症状に当てはまる人にぜひ読んでもらいたい

膵臓は一度悪くなったら元の状態には戻らない
だから、もっと悪くなる前に気づいてほしい

もし病院に行って結果的に『慢性膵炎』ではなかったとしても、超音波のエコー検査で膵臓に白い点がたくさんあったら、かなり膵臓が傷ついている状態なので『慢性膵炎』に進行させないためにも読んでほしいと思う


◆『慢性膵炎』に20代後半でなった原因はストレス

私には夢があった。それは『世界を旅すること』『世界を一周すること』
バックパックを背負って1年以上海外で旅をして生活したいと思っていた
だけど、病気になってしまい毎月通院する必要があるので現実的にはもう叶わない夢になってしまった

夢を壊した原因は『ストレス』だった

『ストレス』は主に仕事からきていた

私は転職を何回かしているが、運が悪いことに『ブラック企業』といわれるところを10年も渡り歩いていた

それが溜まりに溜まって内臓にいき、膵臓を壊してしまった


◆ブラック企業でどんな体験をしたのか?

ブラック企業では怒鳴られるのは当たり前だった
「自分がだめなやつだからなんだ」っていつも自分を責めていた

本当はたまたま『ブラック企業』といわれるところに行ってしまっただけなのに

『ブラック企業』ではとにかく「お前はだめなやつなんだ」と洗脳される
だから、こんな扱いを受けても仕方ないんだ
だから、こんな低い給料でも仕方ないんだ

誰かとすれ違うとき、舌打ちをされるのも日常茶飯事
大きな声で私だとわかるようにわざと悪口をいうのも日常茶飯事
シカトも怒鳴るのも、自分のミスを私になすりつけるのも、それをみんなの前でいうのも日常茶飯事

「お前はだめなやつだから、この会社でしかやってけない」

そんなことも言われる


◆『ストレス』が原因の体の異常

過度なストレスを受けた影響で肉体・精神的に異常がいくつか現れた

・慢性的な下痢と便秘を繰り返す
・ころころとした便がでる
・胃炎による激痛で倒れる
・通勤中に吐く
・慢性的にお腹が痛くなる
・恋愛依存になりかける
・イライラして車の運転が荒くなる

私の場合はこのような症状が主に現れた

これは私の場合なだけで、今現在ストレスから
苦しい気持ち、なんか体が変、なんか心が変を感じとってるひとがいれば
体・こころの声に耳を傾けたほしい

気持ちが沈んでるから具合が悪いわけでもない
気持ちを明るくすれば治るわけでもない

それは気のせいなんかじゃない


◆今、思うとこれが『慢性膵炎』の症状だったんだ

私は以前、小麦粉を使用したものを食べると
お腹を壊したり、お腹がはったりしていた
だから、小麦アレルギーかな?なんて思っていた
実際は、パスタ・ピザなどの小麦粉を使った料理には油を使用しているから、その油が原因だった
油が原因というのは、膵臓が悪くなると油がうまく消化できなくなるのだ

通勤中に吐いてしまったのも膵臓が原因だった
膵臓が弱っているところに、うすーくバターを塗ったパンを食べただけでも嘔吐の原因になるのだ

お酒をちょっと飲んだだけで、吐いたり下痢をしていた
これも膵臓が弱っていたからだった

ラーメンを食べて1〜2時間後に下痢(ゲル?)をしたのも
膵臓が弱っていて、膵臓が弱ると胃腸に影響がでるためだった

背中に寝違えたような軽い痛みがあった
だから、まったく気にしてなかったが実際は膵臓の腫れが原因だった

毎月38度の熱がでたり倦怠感がひどかったり・・・
全て膵臓が弱っていたからだった


◆『胃炎』と誤診されているかも、と思ったらセカンドオピニオン

私は『慢性膵炎』がわかる前はずっと『胃炎』という誤診が続いていた
なぜかというと、それはどちらも症状がまったく同じだから
なので、お医者さんを責めることは出来ない

だけど、私のこの話を読んで

「もしかしたら、胃炎って誤診されてるかも」

という可能性があるなら
セカンドオピニオンを受けよう
セカンドオピニオンとは、他の病院でも診てもらうこと

私の場合は4〜5軒の病院をまわって
ようやく『慢性膵炎』という病気がわかった


胃炎と慢性膵炎の唯一の違いは『背中の痛みがあるか・ないか』

なので、もし背中に痛みがある場合はそれも伝えてみてほしい

とはいえ、私みたいに背中の痛みがあまりないひとや、まったく感じないひともいる

胃カメラ・血液検査・尿検査で異常値がでないときもあるので
必ず内臓のエコー検査(超音波)を丁寧にしてもらったほうがいい


◆さいごに

『慢性膵炎』について、なぜこんな病気があるのを伝えたいかというと
早めに膵臓が弱ってるのがわかれば『普通に生活できるから』だ

私は一生薬を飲み続けなければならないし
一生病院に通い続けなければならない
毎月の薬代は1万円ちかくする
1万なんて普通に働いていれば払えるだろうと思うだろうが
『慢性膵炎』になると体の倦怠感がひどく、普通に働くのが困難なのだ
私は一時期、生活保護対象になるくらいお金に苦しんだことがある

この病気は中年のおじさんや高齢者がなりやすい
そして原因はお酒の場合が多いのだが
最近では私のように20代でストレスが原因でなる人もいる

私はすごく後悔している

半年以上働けずベッドの上で過ごすしか
出来なかった日々が続いたことがあった

もしもっと早くブラック企業をやめていたら、自分を大切にしていたら
この病気にかかることもなかった
膵臓が弱っていたとしても食事をちょっと気をつけるくらいで済んだ

だから、私みたいに日常生活が困難になる前に
『ストレス』からは逃げてほしい

逃げたあと、どうしたらいい? 仕事は?
って悩みもあるだろうけど
今は即日開始の仕事もあるので、すぐに新しい仕事につくこともできる
転職活動で面接が苦手なら、私は数回転職していて面接が得意なので
アドバイスすることもできる

もしくは、仕事ではなくて
家庭・親にストレスを感じてるひともいるかもしれない

1人暮らしをおすすめしたいけど、お金がないなら
シェアハウスっていう手もある

現代はインターネットがあり、様々な手段を知ることができる
逃げ道はいくらでも作れる

だから、今『ストレス』で苦しいひとは安心して逃げてほしい
病気になる前に

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