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慎重すぎる子供への対処法


みなさんこんにちは!
子どもの笑顔を増やしたい高校通級を担当している高校教員のmasaです!

新しい環境や新しい体験が得意でない子供たちがいます。
一概に慎重だから。というだけではありません。
生まれ持った過敏さや育ちの中で培った不安を感じやすい面など、さまざまな要因から慎重すぎるあまり一歩が踏み出せないことも少なくありません。

一歩を躊躇するあまり経験値が増えず、成長のチャンスを逃してしまっていることもあるかもしれません。

誰しも変化や新しい環境は億劫になります。
人間は本能的に身を守るためにも慣れた環境の方が安心感があるのは当然です。

しかし、過度にルーティンや見通しの持てるものだけに執着してしまうと適応が難しい面も出てきますので、柔軟に対応ができる幅を広げていくことも大切です!


〇見通しが持てないから一歩が出せない

大人と子供とでは経験値が違います。

大人は倍以上人生経験があるわけです。
子供時代を経験しての今を知っているわけです。
だからこそ、こうした方がいいよ。と子供達が幸せな人生を送れるようにアドバイスするのだと思います。

なかなか子供には伝わりません。
これまで大人が経験してきたプロセスと今の結果を論理的に考え、判断することは子供にとっては容易ではありません。

特に小さいうちは楽しいか楽しくないか?の二択くらいのシンプルな判断です。

小学1年生の子供が『今、この勉強を頑張れば先々この有名大学に入れて、そこでの人脈が社会で仕事していく上で役立つ。だから、ゲームは我慢して勉強しよう』と論理的に経験していない未来を想像しながら考えられるでしょうか?
中には早熟の子供もいるかもしれません。

一般的には難しいです。

一度人生を経験し、その体験と記憶を持ったまま生まれ変わる事ができれば実現可能かもしれません。
それは、すでに経験をしていて見通しが立つからできるのです。

〇どう見通しを持たせるのか?

身近にいる大人がモデルとなる。

なってほしい姿があれば、自ら大人が示していく事が大切です。
勉強をしてほしければ、主体的に大人が学び、イキイキと仕事に向かう事が大切です。

また、新しいチャレンジをしてほしければ、大人がリスクをとってチャレンジする姿を見せる事が大切です。

新しいチャレンジについては大人とともに新しい場所に行ってともに活動を共有する事で新しい刺激を受けることの良さを体験を通して学習する事が望ましいと思います。

感覚過敏のある子供で環境への配慮が必要であれば、子供の好きなことをきっかけに行動範囲を広げることも有効です。

ポケモンGOなどはアクティブなゲームですから、イベントに合わせて行動範囲は広げられそうです。
その中で、電車が苦手であれば、苦手に対処する工夫を一緒に考える機会にもなります。

そう言った経験をもとに行動範囲を広げられる手段を学んでいく事が大切です。

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