昭和のオッサン

システム開発、株式投資、不動産投資、暗号資産が好きな昭和生まれのオッサンです。 建築専…

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システム開発、株式投資、不動産投資、暗号資産が好きな昭和生まれのオッサンです。 建築専攻のITエンジニア。 日々の思考と経験を語っています。 Bluesky始めました。[https://bsky.app/profile/showanoossan.bsky.social]

最近の記事

将来性の高いNFT3選

2022年上半期の熱狂的なNFTブームから2年以上が経過しました。 当時は、小学生の作成したデジタル絵のNFTに数百万円の値がついたり、Xの元CEOジャック・ドーシーの初ツイートが290万ドル(約3億6600万円)で購入されるなど NFTバブル が発生しました。 そして、それらの出来事はメディアでも大きく取り上げられ、NFTは次世代のデジタルアートとして特集されました。 しかし2024年現在、NFTバブルは完全に弾け「NFT」の単語をメディアから聞くことはなくなっ

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    • レイヤー3ブロックチェーンを理解する

      ブロックチェーンにはlayer(レイヤー)が存在します。 ブロックチェーンの主なlayer(レイヤー)には レイヤー1(L1) レイヤー2(L2) があります。 例えば、多くの人がデジタルゴールドと熱狂しているビットコインは、レイヤー1(L1)のブロックチェーンです。 L1のブロックチェーンは ブロックチェーン・ネットワークの基盤となるレイヤーで、コンセンサスルールやデータ構造など、ブロックチェーンの基本的なパラメータを定義します。 ビットコイン以外では、イ

      • EigenLayerリステーキングのメリット・デメリットを理解する

        EigenLayer(アイゲンレイヤー)のリステーキングが注目を集めています。 とはいえ、2023年後半に話題になったまだ新しい概念なので、多くの人は 概念や仕組みをまだ理解できていないことでしょう。 それどころか この記事を読んでリステーキングという言葉を初めて知った という人もいるのではないでしょうか。 しかし今後はリステーキングはもっとメジャーになり、採用するプロジェクトが増えていくでしょう。 もしその時、リステーキングについて全く知識がないと、そのプロジ

        • 都心の家賃が今後も上昇し続ける5つの理由

          家賃が上昇を続けています。 特にファミリータイプの家賃は2015年と比べると1.36倍(136%)も上昇しています。 中でも、東京23区・東京都下・神奈川県・千葉県・札幌市・仙台市・大阪市・福岡市などの都心で、家賃が上昇しているデータが出ています。 私も以前住んでいた賃貸物件を調べた所、かなり家賃が上昇していました。 この傾向は、今後も続いていくことが予想されます。 この記事を読んでいるみなさんの中にも 大家 or 管理会社から家賃の値上げ通知がきた という人

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          AI時代のITエンジニア像

          最近の中高生が将来なりたい職業の調査で、ITエンジニアになりたいという子供が増えているようです。 この調査結果を20年前の私が見たら 「エイプリルフールのネタかな」 と疑ったでしょう。 なぜなら、私が新卒時のITエンジニアという職業は 給料が安く、環境も劣悪で、労働時間は300時間を超えることもあるような職場環境でした。 これは就職氷河期かつ、webの黎明期という時代の影響が大きかったと思います。 例えば私の同期の女性は、1ヶ月の労働時間が360時間を超え、ホ

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          インフレが沈静化して再びデフレになりそうな件

          2024年になって企業物価指数が沈静化してきています。 以前に 若者に刺さる「持ち家は負債」論の罠 という記事を公開しましたが、その中で 今後はインフレの社会になる可能性が高いから、インフレに合わせた行動を取る必要がある と説明したのですが 日本は再びデフレに戻る可能性が出てきています。 これはある意味凄いことで 日銀のマイナス金利政策と金融緩和の継続 円安による外国人観光客訪問によるインバウンド 日経平均株価のバブル期超え 企業の賃上げ機運の高まり

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          バリデーターが新時代の資産運用になるのか見積もりしてみた

          「ステーキングは世代を超えた富を創造するツール」 とイーサリアムコミュニティの開発者が発言したようです。 2024年現在、個人が富を増やす方法としては 株式投資 不動産投資 が一般的ですが、将来はここに ブロックチェーンのバリデーター という項目が加わるのかもしれません。 暗号資産に詳しくない人のために説明すると、ステーキングとは トークンをロックすることで配当を受け取る 仕組みのことです。 具体的には 銀行の利子 のようなものです。 バリデータ

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          若者に刺さる「持ち家は負債」論の罠

          持ち家は負債 という考え方が現代の若者に刺さっています。 この考え方を世に広めたのは ロバートキヨサキ氏の書いた「金持ち父さん貧乏父さん」です。 私も若い頃に読んでとても感銘を受けた本です。 内容は スモールビジネスで起業し、稼いだお金は節約して、そのお金を不動産投資することで金持ちになれる というシンプルなものです。 しかし、なぜか多くの読者は 不動産は負債 お金持ちになるには投資をする必要がある という解釈をしてしまっているようです。 SNSによ

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          昭和のオッサン「テクノ・オプティミスト・マニフェスト」を書く

          マーク・アンドリーセン(プログラマー/投資家)の書いた 「テクノ・オプティミスト・マニフェスト」 が波紋を呼んでいます。 マニフェストの内容を簡潔にまとめると 進歩を恐れて現在の世界を維持することを優先してはいけない 成長が全てを解決する。成長を促進させるのがテクノロジーだ。テクノロジーに楽観的になれ テクノロジーを構築し、人類をより明るい未来へと導く、手段としての市場と資本主義を推進せよ となります。 彼と彼の考えを賛同する人達は自分たちを e/acc

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          価値ある暗号資産を見抜く思考法[2024年度版]

          暗号資産市場に勢いが戻ってきています。 暗号資産バブルが発生するサイクルを歴史から考えると 2024年後半から2025年後半にかけてバブル期に差し掛かる時期なので 今のところアノマリー通りの値動きになっています。 このまま順調な相場が続けば2024年後半にも 暗号資産バブル再来 となるかもしれません。 1回目のバブルは2017年6月 - 2018年5月頃で、ピークは2018年1月頃でした。 これはICOバブルでした。 ICOとは Initial Coin

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          ビットコインETFはビットコインを破壊する論について考える

          2024年1月、米証券取引委員会(SEC)によってビットコインETFが承認されました。 時を同じくして、暗号通貨取引所FTXの破綻から始まった暗号通貨冬の時代も終わりを迎えつつあり、2024年中にもビットコインはこれまでの最高価格を超えていきそうです。 今回のビットコインETF承認は、暗号通貨業界にとって大きな一歩と言えます。 しかし、このビットコインETF化に警鐘を鳴らす専門家もいます。 例えばアーサーヘイズ氏は 現物ビットコインETFの成功は「BTCの破壊につ

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          ヴィタリック・ブテリンがL2にENS実装を提言した理由を考察する

          イーサリアム考案者のヴィタリック・ブテリンがXでL2でもENSを実装すべきだと提言しました。 日本語に訳すと以下のようになります。 ENSはEthereum Name Service(イーサリアムネームサービス)の略称で、イーサリアムのアドレスを人間が読みやすくするためのサービスです。 具体的には 0xBd89481B60aVa6191BB2C6888ee0e1c999W858Dc のような16進数のウォレットアドレスを reiwa.taro のような人間が覚

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          開発現場でテストコードを書く文化が普及しない理由

          「このコード、テストコードが書いてありませんけど」 「申し訳ありません。でも、この機能はなるべく早くリリースする必要があるので、テストコードは後で時間がある時に書きます」 これは、20年前から現在まで続いているシステム開発現場でのやりとりです。 テストコードの重要性は、私が新人の時から色々な書物やweb媒体を通して説かれていますが、実際の現場では未だに軽視されています。 テストコードを書かない理由をあげればきりがないのですが、一番の理由は 必要な労力に対して、受け

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          Roopt神楽坂DAOの運営手法は不動産投資として再現性があるのか

          Roopt神楽坂DAOによって運営されているシェアハウスが、2022年9月のオープンから1年以上経過し、想定以上の売上をあげています。 Roopt神楽坂DAOの支援している株式会社ガイアックスは、Roopt神楽坂DAOの1年間の運用結果を公表しました。 その結果は 家賃収入などの売上は想定の1.7倍 利益率は37% でした。 Roopt神楽坂DAOによって運営されているシェアハウスは、空き家からリノベーションした木造の一軒家で、DAO導入前は赤字物件だったようで

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          データを利用した悪意のない発言から身を守る方法

          XやyoutubeなどのSNSが社会のインフラとなってから結構な年月が経ちます。 これらのサービスは、誰もが自由に情報を発信することを可能にしましたが、同時に個人発信の誤った情報まで広まりやすくなりました。 特に最近目立つのが 権威性のあるデータを引用した発信をして、受け手を間違った認識に誘導する ことです。 これは昔から存在する相手を誤認させる手法ですが、SNS時代になって爆発的に広がっています。 この手の発信が厄介なのは 発信者には悪意がない ということ

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          [認可]ABACとは

          システムで重要な機能の一つに 認可 があります。 認可とは サービスにアクセスが可能な利用者や端末、場所等に制限をかけて、管理者の許可を得た利用者のみがサービスを利用できるようにする機能 のことです。 具体的には 太郎は会議の議事録を閲覧できるが 次郎は会議の議事録を閲覧できない といったようなことです。 このような認可の機能が必要な場合、スタートアップなどで経験の浅い若いエンジニアが中心の現場だと users_files などというテーブルを作成し、