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東京のどこから来たのか。

小さな頃から、割と都内を転々と引っ越しする実家だったもので、あまり地元というものがありません。

同じ都内でも浅草だとか、上野だとか下町と言われるエリア出身の知り合いと話すと、どこかプライドのようなものを感じることがあってどこか羨ましいような、めんどくさいような気分になります。
小学校、中学校は、文京区駒込の学校に電車やバスで通っていたので、なんとなく下町の雰囲気もわかるのだけど、なんとなくそういう江戸文化みたいなものは素敵だなと思いつつ、下町根性みたいなものが気持ち悪くも感じていました。

そういうのは、大体紐解くに、その土地に古くから住んでいるということに支えられていたのじゃないか。結局のところ先祖代々から受け継がれる不動産の力みたいなもので人格だとかアイデンティティが決まってくるのかな…となんだか急にやるせないような気分になったりします。

18の時に実家が世田谷に越して驚いたのは、下町に比べると不動産の新陳代謝が比較的早いような気がして、そういう「下町」みたいな連帯が薄かったこと。僕にはすごく過ごしやすかった。

とはいえ、地元というのがあるのは、すごい羨ましいよな…と思います。地元の友達とか全然いないから、自分の中で、友達の感覚ってズレ続けているな〜と思うことがあります。

群馬で出産・板橋・赤羽・駒込・志茂・世田谷・駒込・東十条・世田谷とあちこち転々としてきて、地元はどこかと尋ねられたら、やっぱり10代の前半を過ごした駒込だと言うのかもしれない。

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