1階づくりはまちづくり!株式会社グランドレベルを設立し、3331アーツ千代田にてパーティーを開催。グランドレベルが変われば社会が変わる!?

2016年9月1日、パートナーの田中元子株式会社グランドレベルを設立しました。これまで設立へ向けて、いろいろとサポートいただきました皆様、ありがとうございました!

「9」月「1」日は、「g」round「l」evelの日として、この日を設立記念日にするのだという田中の想いもあって、起業を思い立ってから半年ほど待ち、無事に登記は終了しました。というわけで、同時にホームページもリニューアルしました!ちなみに新しいロゴは、BAUMの宇田川裕喜さんにデザインしていただきました。

当日の夜は、3331アーツ千代田にて設立記念パーティーを。代表田中のミニレクチャーにはじまり、BAUMの宇田川裕喜さんR不動産の林厚見さんに祝辞をいただきつつ。

えいや!っと、鏡割りをしてからの、ブルースタジオの大島芳彦さんに乾杯の音頭で懇親開始。

その後は、アマラブさんのジャークチキンを楽しんでいただきながら、懇親タイム。

もっともっとたくさんの方を招待したかったのですが、会場の3331のキャパシティーに限りがある中で、今回はとにかくグランドレベルマインドを持たれているであろう、不動産、建築、都市、まちづくり、デザイン、広告、社会学、メディア、ITなど、さまざまな分野の方々にお声がけさせていただきました。どの方も私たちが尊敬する方ばかり。本当にありがとうございました!

株式会社グランドレベルの誕生秘話!

この10年ほど、私たちはmosakiというクリエイティブユニットとして、主に建築関係のメディアづくりを中心に活動をしてきたのですが、2013年に清澄白神から神田の雑居ビルの一室に引っ越し、その一角に田中が小さなバーカウンターをつくったことが、今回の会社設立へ向けた大きなきっかけとなりました。

そこではじまったのが、「建築カクテル」なるものをフリーで振る舞うという趣味。いろんな人が遊びにきては、十数種類の建築物や建築家のカクテルを振る舞いはじめました。(「建築カクテル」は、なんとなくの雰囲気でつくるのは禁止。きちんと対象を学び、解体して、お酒に置き換えて、カクテルに昇華させるというルールでつくる田中発案のもの。)

それが1年くらいたつと、やがて、まちに出てやりたいなぁ〜と思いはじめ、外に出て今度はコーヒーを振る舞うようになり。

2015年には自分たちの屋台を持つことになりました(設計:ツバメアーキテクツ)。

お声がけいただいて、住宅街、事務所の軒先、大手町オフィスビルの足元、隅田川沿いの公園など、いろんなところで、とにかく無料でコーヒーを振る舞っていました。さまざまな場所の敷地の境界(エッジ)に立ち続けながら、子供から高齢の方まで、その触れ合いを楽しむ贅沢な趣味は、私たちにいろんなことを開眼させていきました。都市?まち?建築?生活?コミュニティ?ってそういうことだったのかと。

ちなみに私たちの屋台は、今までのいわゆる「屋台」ではなく「パーソナル屋台」と言います。それは「個人がまちへ出て、フリーで何かを振る舞うための屋台」。だから販売するための屋台とは全く違うものです。やがて、そんなテーマを参加者自身が考えるワークショップを、美術館や大学、まちづくりセンターなどで、何度か開催させていただきました。

ここでの最大の発見は、何にも属しない「個人」の圧倒的な面白さとパワーでした。人ってどの人も、本当に面白さがつまっている。これがまちに表出していないことが、日本の問題のひとつなのだと、ワークショプを重ねるたびに思い知らされていきました。


いつも、すべてはつぶやきからはじまる!


そして、あるとき田中がつぶやいたのです。

「株式会社グランドレベル!つくるわ.」

「えっ!?!?」

「1階づくりはまちづくり!(拳を突き上げる)」

「ぬぁっ?!?!?」

それよりも...早よアノ原稿を書いてくれよ!...と内心思いつつ、

「1階づくりはまちづくり」って至極当たり前だろ!と突っ込みたくなる気持ちをおさえつつ、

マントラを唱え続ける田中に、いくつか質問を田中に投げかけました。いろいろと聞き出すうちに、どう稼ぐかという話になると「?」になるのだけど、しかし、リンゴの皮のように地球を包み、都市を包み、まちを包む“グランドレベルという視点”を持つことのとてつもない発見的な面白さに、僕の頭の中は徐々に覚醒していったのでした!

同時に、数年前に行ったドバイ、南アフリカ、ポートランドでのことや国内の各都市から地元の奇跡のDJコンビニに至るまでのさまざまな体験を振り返りながら、いつしか寝ても覚めても「グランドレベル」の話ばかりするように。そして極めつけは、2016年に入ってからの、コペンハーゲンと台北を巡ったこと。そのときのグランドレベル的感動の熱量が、このnote(ノート)を書くきっかけにもなったというわけです。

すべてはグランドレベルでつながっている

旅先のコペンハーゲンで、あらゆるグランドレベルのすばらしさに打ちのめされ続けていたある日、エレベーターの「G(=グランド)」を押し、ドアが開いたとき、ふと思ったのです。

エレベータの中も、ロビーも、歩道も、道路も、商店も、水辺も、その先に広がるすべてのグランドレベルも、すべて彼らの意識の中では、(僕らよりもより)シームレスにつながっているのではないのだろうか。

そして、紅茶を飲みながら考えたのです。

つながっている、隣り合っているものなのだから、まちを構成するあらゆる要素が、独立するのではなく手を取り合っている。内に対しても外に対しても、等価にひらいている、気遣いがある、パブリックマインドがある。そしてそれは政治や社会構造、人間関係にまでつながっているんだと。グランドレベルの善し悪しが、まちや社会の問題と直結している。

この気付きは、まさに目から鱗でした。


たとえば...

台北では、街中に座る場所があって、どこでも木陰で爺さん婆さんが会話を楽しんでいるのに、

日本では、足腰の悪い爺さん婆さんが、腰をかけて信号待ちすることさえできません。

人間のことを普通に考えてつくれば、たとえばこのコペンハーゲンの街角のようにつくることはできるはずです。

これまでこのnote(ノート)でも、お伝えしてきた海外の事例からもわかるように(もちろん日本にも良い事例はたくさんありますが、トータルとして)どうやら日本のグランドレベルは、あまりにも貧弱です。さらに極端な言い方をすれば、日本は死のまちに近づいているとも言えます。だからこそ、生きたまちに変えていきたい。

グランドレベルの体験の積み重ねは、人生の多くの占めています。だからこそ...

株式会社グランドレベルは、何をビジネスとするのか、その答えを明確にしないまま、たくさんの理念を詰め込んで立ち上がりました。その分、これまで見たことのないいろんな人の夢も乗っけられるものになるとポジティブに捉えて、進んでいければと考えています。

グランドレベルの体験の積み重ねは、人生の多くの占めています。だからこそ、グランドレベルを人のための日常の場として、きちんとつくり定着させていきたい

ちょっとしたお家やお店の軒先のほんの小さなことでも、長い通り全体とかエリア一帯といったとっても大きなことでも、グランドレベルに関わることなら、何でも気軽に声をかけてください。私たちは必ずやワンランク上のグランドレベルをつくり、少しでもよい社会へとつなげます。

体制としては、まずは代表は田中で、僕はグランドレベルのリサーチャー・ディレクターとして関わっていきます。幸運にも、この準備期間だった半年間に、グランドレベルの話をしていたら、いくつかお仕事をいただくことができました。まずは、それらをきちんと成果のあるものにしていきたいと思います。

それでは、ちょっと休んでいたこのnoteも、時間を見つけながら、再開させていただきます。ドバイやポートランド、大阪、小樽の話など、書きたいことがたくさん溜まっています。

1階づくりはまちづくり!

それでは!

大西正紀(おおにしまさき)
http://glevel.jp

http://mosaki.com

世界の日本のグランドレベルの話を
もっと聞きたい方は、気軽にご連絡をください(^^)/

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グランドレベル研究所*台湾・台北

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コメント1件

読んでいてふつふつと、ワクワク感がこみ上げてきました。 3331は現職場から徒歩1分です♪ こんな素敵なコトがあったんですね♪
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