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「キッドピストルズの冒瀆」(山口雅也)
あらすじ
パンクな格好の刑事・キッドとピンクが、難事件を推理する。
どの事件もイギリスの童謡マザーグースの見立てが行われていた。
感想
パラレルワールドのイギリスが舞台で、探偵はパンクという設定ながら、内容はしっかり本格ミステリでした。
どの短編も、パンク刑事が華麗に推理します。
海外のミステリを読んでいるような気分になりました。
ご覧いただきありがとうございました。
素敵な本に出会えますよう
「ぼくのミステリな日常」(若竹七海)
あらすじ
突然、社内報の編集長を命じられた七海。しかも、「小説を載せる」という命令が出る。
困った七海は、ツテを頼って匿名作家に依頼する。
そして、短編の連載が始まった。
感想
いわゆる日常の謎の連作短編集です。
しかし、ただの連作ではありませんでした。
ちゃんと最後に、あっと驚く仕掛けが用意されています。
個々の短編も、バリエーション豊かで面白かったです。
ご覧いただきありがとうございました
「毒入りチョコレート事件」(アントニイ・バークリー)
あらすじ
チョコレート会社の新製品を食べた婦人が、毒殺された。しかし、そのチョコレートは、別の人物宛に送られたものだった。
事件は迷宮入りしたが、犯罪研究会のメンバーが、独自の推理を展開していく。
感想
1929年に発売された作品です。
あまりにも有名で、現代の推理小説にもその名が度々登場するので読んでみました。
なるほど、すごい内容です。
犯罪研究会のメンバーの推理合戦がメインストーリーですが
「ビブリア古書堂の事件手帖〜扉子と不思議な客人たち〜」(三上延)
あらすじ
ビブリア古書堂には、いわく付きの古書が度々持ち込まれる。
疎遠になった家族に送られた童謡、亡き息子との思い出の本など、今回も栞子が、膨大な古書の知識と鋭い洞察力で、真相を突き止める。
感想
ビブリアの新シリーズ。
やっとのことで結婚した栞子と大輔。
2人の娘の扉子は、もう6歳。
今回は、母親の栞子が、娘に語る回顧録になっています。
4つの短編になっており、どれも古書にまつわる謎を、栞子