多趣味おじさんのReal Life!

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多趣味おじさんのReal Life!

初めまして多趣味なおじさんです。 万年筆、読書、キャンプ、クルマ、洋楽、アップル製品など趣味多きアラフィフおじさんが好き勝手に綴るブログです。 よろしくお願いします。 https://www.instagram.com/masamugi_books

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    私が書いた、「どうする家康」関連の記事を集めました。 ご覧いただけたら幸いです。

記事一覧

「ファラオの密室」(白川尚史)

あらすじ 紀元前1300年の古代エジプト。 神官セティは、死んでミイラになったが、心臓の一部が欠けていることから3日間だけ現世に戻された。 欠けた心臓を探すうちに、エジ…

「名探偵の掟」(東野圭吾)

あらすじ 密室、ダイイングメッセージ、時刻表トリック、バラバラ死体、童謡殺人などの数々の謎を、名探偵・天下一大五郎が華麗に推理する。 感想 東野圭吾さんの1999年の…

「キッドピストルズの冒瀆」(山口雅也)

あらすじ パンクな格好の刑事・キッドとピンクが、難事件を推理する。 どの事件もイギリスの童謡マザーグースの見立てが行われていた。 感想 パラレルワールドのイギリス…

「図書館革命」(有川浩)

あらすじ 小説の内容に酷似した原発テロが起こった。 この機に、メディア良化委員会は作家狩りを企てる。いち早く作家を匿った図書隊は、ある秘策を思いつく。 郁と堂上は…

「図書館危機」(有川浩)

あらすじ ついに郁は、憧れの王子様の正体を知る。 芸能人のインタビューを巡って、言論の自由が注目される。そんな中、美術作品の検閲を目論む良化委員会と図書隊が激しく…

「ぼくのミステリな日常」(若竹七海)

あらすじ 突然、社内報の編集長を命じられた七海。しかも、「小説を載せる」という命令が出る。 困った七海は、ツテを頼って匿名作家に依頼する。 そして、短編の連載が始…

「霧越邸殺人事件」(綾辻行人)

あらすじ 劇団「暗色天幕」の8人は、吹雪の中、命からがら一軒の邸宅に到着する。 吹雪で孤立した邸宅は、美しいが、どこか奇妙な様相を呈していた。 次々に起こる殺人。 …

「猫丸先輩の推測」(倉知淳)

あらすじ 夜毎届く電報、花見の場所取りをしている新入社員の元に現れる不審人物、失踪した猫の捜索、お祭りに起こった悪質なイタズラなど、猫丸先輩がゆるーく推理。 感…

「毒入りチョコレート事件」(アントニイ・バークリー)

あらすじ チョコレート会社の新製品を食べた婦人が、毒殺された。しかし、そのチョコレートは、別の人物宛に送られたものだった。 事件は迷宮入りしたが、犯罪研究会のメン…

「ビブリア古書堂の事件手帖〜扉子と不思議な客人たち〜」(三上延)

あらすじ ビブリア古書堂には、いわく付きの古書が度々持ち込まれる。 疎遠になった家族に送られた童謡、亡き息子との思い出の本など、今回も栞子が、膨大な古書の知識と鋭…

「暗色コメディ」(連城三紀彦)

あらすじ もう1人の自分がいるという女、モノが消えてしまうという画家、1週間前に死んだと言われる葬儀屋、妻が別人に入れ替わっているという医者。 彼らに関わっている…

「死体を買う男」(歌野晶午)

あらすじ 江戸川乱歩を主人公とした小説の連載が、匿名で発表され突然打ち切りとなった。 小説では、女装した学生が自殺し死体が見つかってないという。その事件を、乱歩が…

「時限病棟」(知念実希人)

あらすじ 目が覚めると知らない病院で寝かされていた。 廃病院に監禁された5人。 脱出ゲームのように、次々に出されるミッション。 しかも、残り時間は6時間。 真犯人を突…

「一の悲劇」(法月綸太郎)

あらすじ 誘拐事件が起こるが、犯人は、間違った子供を誘拐したらしい。 身代金の受け渡しに失敗し、少年は殺害されてしまう。 犯人は誰なのか? 動機は何なのか? 感想 …

「匣の中の失落」(竹本健治)

あらすじ 密室で大学生が死んでいた。 ミステリ愛好家グループのメンバーは、仲間の死を推理するが、メンバーの一人が書いている小説で、その死が予言されていた。 しかし…

「頼子のために」(法月綸太郎)

あらすじ 17歳の頼子が殺された。 父親の手記によると、独自に犯人を見つけて殺した後、父親は自殺を図った、となっている。 様々な思惑が絡む事件を、法月綸太郎が一刀両…

「ファラオの密室」(白川尚史)

「ファラオの密室」(白川尚史)

あらすじ
紀元前1300年の古代エジプト。
神官セティは、死んでミイラになったが、心臓の一部が欠けていることから3日間だけ現世に戻された。
欠けた心臓を探すうちに、エジプト全土を巻き込んだ大事件に関わっていく。

感想
2024「このミステリーがすごい!」大賞受賞作。
密室、死体消失などしっかり本格ミステリで、テンポよく読み進められました。
続きが気になって一気読みしました。

ご覧いただきありが

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「名探偵の掟」(東野圭吾)

「名探偵の掟」(東野圭吾)

あらすじ
密室、ダイイングメッセージ、時刻表トリック、バラバラ死体、童謡殺人などの数々の謎を、名探偵・天下一大五郎が華麗に推理する。

感想
東野圭吾さんの1999年の作品です。
本格ミステリに対する愛に溢れながら、それらを皮肉たっぷりに書いています。
メタミステリになっており、登場人物が、自分たちが小説の中の人物だと分かって演じています。
本格ミステリのパロディともいえますが、どの短編もしっかり

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「キッドピストルズの冒瀆」(山口雅也)

「キッドピストルズの冒瀆」(山口雅也)

あらすじ
パンクな格好の刑事・キッドとピンクが、難事件を推理する。
どの事件もイギリスの童謡マザーグースの見立てが行われていた。

感想
パラレルワールドのイギリスが舞台で、探偵はパンクという設定ながら、内容はしっかり本格ミステリでした。
どの短編も、パンク刑事が華麗に推理します。
海外のミステリを読んでいるような気分になりました。

ご覧いただきありがとうございました。
素敵な本に出会えますよう

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「図書館革命」(有川浩)

「図書館革命」(有川浩)

あらすじ
小説の内容に酷似した原発テロが起こった。
この機に、メディア良化委員会は作家狩りを企てる。いち早く作家を匿った図書隊は、ある秘策を思いつく。
郁と堂上は、決死の作戦を遂行する。

感想
ついにシリーズ最終巻です。
一冊読むごとに物語に引き込まれていきました。
迫力の戦闘シーン、恋愛模様、権力争い。
色々なことに決着がつく内容でした。
シリーズの最後は、やっぱり寂しい気持ちになりました。

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「図書館危機」(有川浩)

「図書館危機」(有川浩)

あらすじ
ついに郁は、憧れの王子様の正体を知る。
芸能人のインタビューを巡って、言論の自由が注目される。そんな中、美術作品の検閲を目論む良化委員会と図書隊が激しく攻防戦を繰り広げる。

感想
感動しました。
玄田隊長が格好良すぎです。
郁と堂上は、ぎこちないながらもお互いが気になってきていい感じ。
戦闘シーンは、なかなかの迫力で、作品を通じて、郁の成長が見られました。

ご覧いただきありがとうござ

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「ぼくのミステリな日常」(若竹七海)

「ぼくのミステリな日常」(若竹七海)

あらすじ
突然、社内報の編集長を命じられた七海。しかも、「小説を載せる」という命令が出る。
困った七海は、ツテを頼って匿名作家に依頼する。
そして、短編の連載が始まった。

感想
いわゆる日常の謎の連作短編集です。
しかし、ただの連作ではありませんでした。
ちゃんと最後に、あっと驚く仕掛けが用意されています。
個々の短編も、バリエーション豊かで面白かったです。

ご覧いただきありがとうございました

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「霧越邸殺人事件」(綾辻行人)

「霧越邸殺人事件」(綾辻行人)

あらすじ
劇団「暗色天幕」の8人は、吹雪の中、命からがら一軒の邸宅に到着する。
吹雪で孤立した邸宅は、美しいが、どこか奇妙な様相を呈していた。
次々に起こる殺人。
不可思議な偶然は、必然なのか。

感想
1990年の作品の改訂版です。
上下巻のため、700ページ超えの大作です。
ダラダラと長い印象は全くなく、テンポよく読み進められました。
本格ミステリではありますが、どこかホラーの感じもあって、物

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「猫丸先輩の推測」(倉知淳)

「猫丸先輩の推測」(倉知淳)

あらすじ
夜毎届く電報、花見の場所取りをしている新入社員の元に現れる不審人物、失踪した猫の捜索、お祭りに起こった悪質なイタズラなど、猫丸先輩がゆるーく推理。

感想
日常の謎を猫丸先輩という奇妙で鋭いキャラクターが、ゆるーく推理します。
どの謎も、推理を聞くと、なんだそんなことか!と思ってしまいますが、これは、ホームズが常々言っていたことです。
種明かしをすると、大抵そういう反応をされると。
でも

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「毒入りチョコレート事件」(アントニイ・バークリー)

「毒入りチョコレート事件」(アントニイ・バークリー)

あらすじ
チョコレート会社の新製品を食べた婦人が、毒殺された。しかし、そのチョコレートは、別の人物宛に送られたものだった。
事件は迷宮入りしたが、犯罪研究会のメンバーが、独自の推理を展開していく。

感想
1929年に発売された作品です。
あまりにも有名で、現代の推理小説にもその名が度々登場するので読んでみました。
なるほど、すごい内容です。
犯罪研究会のメンバーの推理合戦がメインストーリーですが

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「ビブリア古書堂の事件手帖〜扉子と不思議な客人たち〜」(三上延)

「ビブリア古書堂の事件手帖〜扉子と不思議な客人たち〜」(三上延)

あらすじ
ビブリア古書堂には、いわく付きの古書が度々持ち込まれる。
疎遠になった家族に送られた童謡、亡き息子との思い出の本など、今回も栞子が、膨大な古書の知識と鋭い洞察力で、真相を突き止める。

感想
ビブリアの新シリーズ。
やっとのことで結婚した栞子と大輔。
2人の娘の扉子は、もう6歳。
今回は、母親の栞子が、娘に語る回顧録になっています。
4つの短編になっており、どれも古書にまつわる謎を、栞子

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「暗色コメディ」(連城三紀彦)

「暗色コメディ」(連城三紀彦)

あらすじ
もう1人の自分がいるという女、モノが消えてしまうという画家、1週間前に死んだと言われる葬儀屋、妻が別人に入れ替わっているという医者。
彼らに関わっているのは、ある医師。
そして、事件は起こるが、いったい何が真実なのか。

感想
1979年の作品ですが、文章は読みやすいです。
ただし、精神病患者の描写があり、現実と妄想が入り組み、また、トリックも複雑なので、ちょっと難しかったです。

ご覧

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「死体を買う男」(歌野晶午)

「死体を買う男」(歌野晶午)

あらすじ
江戸川乱歩を主人公とした小説の連載が、匿名で発表され突然打ち切りとなった。
小説では、女装した学生が自殺し死体が見つかってないという。その事件を、乱歩が探偵さながら調査をするというものだった。

感想
作中作スタイルの本格ミステリです。
文庫本のあらすじに「二重三重のカラクリ」とありますが、まさにその通りでした。
これぞ、本格ミステリという内容でした。
なぜ「白骨鬼」は書かれたのか。

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「時限病棟」(知念実希人)

「時限病棟」(知念実希人)

あらすじ
目が覚めると知らない病院で寝かされていた。
廃病院に監禁された5人。
脱出ゲームのように、次々に出されるミッション。
しかも、残り時間は6時間。
真犯人を突き止めて脱出できるのか。

感想
前作「仮面病棟」を読んでから、こちらを読むことをおすすめします。
舞台は、廃病院。
次々に出されるミッションをクリアしないと命が危ない。
スリル満点の展開でした。
徐々に明らかになる真実に、驚かされま

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「一の悲劇」(法月綸太郎)

「一の悲劇」(法月綸太郎)

あらすじ
誘拐事件が起こるが、犯人は、間違った子供を誘拐したらしい。
身代金の受け渡しに失敗し、少年は殺害されてしまう。
犯人は誰なのか?
動機は何なのか?

感想
見事に騙されました。
誰が犯人なのか、最後まで分かりませんでした。
今回も、綸太郎が見事に謎を解き明かします。
読んだ後は、スッキリしますが、少し物悲しい気持ちになりました。
本格ミステリとしては、とても面白かったです。

ご覧いただ

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「匣の中の失落」(竹本健治)

「匣の中の失落」(竹本健治)

あらすじ
密室で大学生が死んでいた。
ミステリ愛好家グループのメンバーは、仲間の死を推理するが、メンバーの一人が書いている小説で、その死が予言されていた。
しかし、第二、第三の事件が起こる。

感想
日本における第四の奇書と言われているこの小説は、1978年に発売された著者のデビュー作です。
約800ページと、かなりの長編です。
専門的な話が出てきますが、基本的にはテンポよく読めました。
どんでん

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「頼子のために」(法月綸太郎)

「頼子のために」(法月綸太郎)

あらすじ
17歳の頼子が殺された。
父親の手記によると、独自に犯人を見つけて殺した後、父親は自殺を図った、となっている。
様々な思惑が絡む事件を、法月綸太郎が一刀両断の推理をする。

感想
法月綸太郎シリーズです。
今回は、色々な圧力がかかる中での推理となりましたが、それらに全く屈しない綸太郎が格好良かったです。
綸太郎は、純粋なまでに真実を追い求めます。
例え、それが辛い真実でも。
今回も、犯人

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