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聞き上手の前提知識。

今回のテーマは『話を聞く』ことについてです。

近年さまざまなビジネススキルが必要とされており、主に効率化や合理化させるスキル、思考法を耳にすることがあります。

そんな中でも私は『傾聴スキル』をおすすめします。

理由は以下の通りです。

●コミュニケーションコストを下げることは、作業効率するより簡単。かつ、代替しにくいスキルである(自らの付加価値をつけやすい)。

●多くの人が傾聴を学ぶ機会がない。話を聞けている状態を知らないため『自分は話をちゃんと聞けている』と思い込んでいる。ブルーオーシャンである。

●傾聴スキルは立場が上にいけばいくほど真価を発揮するスキル。また時代が変わっても腐りにくい。

●そもそも対話が成り立たないとビジネスパートナーとして選ばれない。

さいごに、

●人間は話す人より聞いてくれる人を求める。

なので、話を聞ける力は一生モノだと言えます。

傾聴スキルを学ぶことを勧めますが、今回はあくまで超簡単な知識と心掛けを紹介します。

1、人は話すスピードより考えるスピードの方が早い。

当たり前の知識として、話すスピードより、考えるスピードの方が早いです。

話を聞けない人は、話を最後まで聞かずに考えをまとめてしまいがちです。

相手が話している途中で、
返す言葉を考えはじめ、
相手の話を追い越して、
返す言葉が決めてしまい、
まだかまだかと相手の話が終わるのを待っています。

話を被せてくる人はまさしくこれですし、
被せなかったとしても、形式的に話終わるのを待っているだけの人は少なくありません。

なので返答を考えてる時点で話を聞いていないなと自覚するくらいでちょうどいいくらいです。
話が終わるまで返答を考えないことです。

今まで話を聞いてこれなかった人がこれをやると、手持ち無沙汰や暇を持て余すはずです。

2、話を聞くのになぜ喋るのか?

これも当たり前の話です。

他人の話を聞いている側なのに、なぜ喋る必要があるのか。

話しているのは相手なので、喋らなくていいのです。相槌で十分です。

3、聞いてほしい欲を抑える。

「あの映画面白かったね。
『そう?私はそうでもなかったけど。

こんな風な会話泥棒がたくさんいます。
この流れだと話す人と聞く側が逆転します。
ただそれを許さず、取り返したりします。

「いや、あのシーンが良かったじゃん。
『でも、全体的につまらなかったし、

双方の主張を投げるだけの会話です。
お互いにキャッチする気はありません。

相手がキャッチしてくれるまでボールを投げるだけ。
これならどうだ。
これならどうだ。
これならどうだ。
それは相手を説得させるような会話です。
どう言えば伝わるか?と考えてしまいがちですが、本当のところ、どちらも聞く気がないだけです。

なぜかというと、

人は自分の話を聞いてほしいからです。

そのため、傾聴が出来る人は、たくさんの人から求められる人材になります。

ただし、よく勘違いしやすい注意点があります。

それは、
人の話を聴くこと=相手の言いなりになること
ではありません。

理解はできるけど、私はそうは思わない。
でかまいません。

ただ『私はそうは思わない』を言わずにいられるかどうかだけです。

これはかなりの自制心が必要です。
承認欲求を捨てなければこの境地に辿り着けません。

逆を言えば、相手の話を聴くことができるようになると、他人の目は気にならなくなります。

それではまた。




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