なぜ優劣は存在するのか?
仕事ができる人、できない人。
頭がいい人、よくない人。
運動ができる人、できない人。
いろいろ比べられる社会です。
あの人の方がよかった。
私ではダメだった。
自己責任で考えてしまいがちな人に向けて書きました。
今回は、
私やあなた、という個人としての問題ではなく、
人間という生物的な観点から、なぜ優劣が存在するのか?をお話しします。
はじめに断っておくと、
できるようになれ、とか
できるようになるには、とか
方法論や努力を要求するものではありません。
結論をいってしまうと、
自然の成り行き。
種の保存によって優劣が存在している。
ということです。
できない自分を少しでもゆるせればいいな、
と思いで書きました。
自然の成り行き
なぜ優劣が存在しているのか?
それは、
全員が優れた人間だと、
不都合があるからです。
細胞分裂のように、
現状に合っているものをいくつも増やしていく形だと、何かのアクシデントで全滅する可能性があります。
一方、
現状では合っていないものも"あえて"存在させることで、何かのアクシデントにも対応できる可能性が広がります。
種の保存によって、"あえて"できない人が存在しているのです。
能力が足りないのではなく、
現状に合っていないだけなのです。
何かの変化によって合う可能性はありますが、
生きている間に、その何かが起こるかはわかりません。
一見、捨て駒のように思えてしまいますが、
種の保存による生存戦略です。
しかし現代社会では、
よいものだけを増やそうとしてしまいがちです。
細胞分裂のようなコピーの大量生産。
合わないものは無駄なコストという考えになりがちです。
これでは人間ではなくコンピュータと同じですね。
ある意味、人間はコンピュータに洗脳されているといえます。
***
話はそれましたが、
できる人、できない人という
優劣が存在するのは、
人間という種の保存のためです。
決して捨て駒ではなく、
何かの危機に対応できるため、
あえて多種多様な人間を作り出しているのです。
自分がどんな危機に対応できるように生まれたのかはわかりません。
だけど、まだ見ぬ何かに対応できるようになっていることは確かなのです。
それは10年後かもしれないし、
もしかすると死ぬまで来ないかもしれない。
だけど、今日かもしれないのです。
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