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プロジェクトが挫折した時、理念に戻る

プロジェクトが挫折したとき、どのように考えると良いでしょうか。資格試験予備校伊藤塾の伊藤真さんは、設立準備していた法科大学院に対して文部科学省の認可が下りず、金銭面の損害だけでなく、精神的に相当なショックを受けたと書いています。

(引用はじめ)
企業として経営をどう続けて行くのか?
一度プツンと切れてしまった気持ちをどう立て直すのか?
このピンチを切り抜けるために私が思い浮かべたのは、「人生を長い目で見れば、合格も不合格も当価値」という、日ごろから受験生に行っている言葉でした。

私は、このようなときこそ、「自分たちは正しいことをしている」という確信を持ち続けることが大切だと感じました。

「伊藤塾はもうダメだ」「危機管理が甘すぎる」など、心ない批判にもさらされましたが、「憲法の価値を実現できる法律家」「市民のために働く真の法律家」を育成するという、自分たちの理念が間違っていたわけではない。

そう考えると法科大学院の設立も、目的を実現するための一つの手段にすぎなかったのだと思えるようになりました。
(伊藤真、続ける力)

プロジェクトが挫折した時、伊藤真さんは、ご自分の理念を確認したのですね。それは、「憲法の価値を実現する法律家」「市民のために働く真の法律家」を育成するという理念でした。そして、守るところは守り、進化させられるところは変えていき、ピンチを乗り越えて、いまは、ルーキー弁護士の殆どが伊藤塾出身者という実績を築いています。




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