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イタリア人が必ず食べる、クリスマスのアレ

こんにちは、いつものマッシ(@massi3112)です。

イタリアにいたときに「あ、そろそろクリスマスの時期が始まったなぁ」と感じたきっかけは、イルミネーションではなく、クリスマスのメロディでもない。実は、スーパーで山ほど置かれているパネットーネとパンドーロを見かけた時だ。パン屋さんでもお菓子屋さんでも、ある日から突然、クリスマスのスイーツが置かれるようになる。

イタリアのスーパー

パネットーネとパンドーロは、イタリアの家庭でクリスマスの時期によく食べられる、伝統的なお菓子だ。子供の頃からパネットーネとパンドーロを食べるのが普通で、美味しくて楽しい思い出や食べ過ぎて辛かった思い出もある。
なぜ辛い思い出なのか。まずは自分用のものをたくさん買って、クリーム入り、チョコのコーティング、シンプルなどの様々な種類をクリスマスツリーの下に並べる。プレゼントとしてももらえることも多くて、知らないうちに家はパネットーネとパンドーロの倉庫になる。
嬉しくて美味しくて、ついつい食べすぎてしまう。辛い思い出というのは、嬉しさのこともあるのだ。

イタリアのスーパー

11月末から食べる人もいる。最初は久しぶりに食べるから美味しくて楽しく味わえるけど、少しずつ飽きてしまう。イタリアでよくあるのは、2月、3月までパネットーネとパンドーロを食べるということだ。朝食にもおやつにも食べる。「今年は買いすぎたなぁ。」と言いながら毎年、同じことを繰り返す。
飽きてしまってもついつい買う理由は、1月になると半額で買えるからだ。スイーツに目がないイタリア人にとって、まるでスイーツランドのようになる。実は僕もその時期にもよく買っていた。

実家のクリスマスツリーの下には、必ずパネットーネかパンドーロ何個かが置いてある。ワインも置いておくのが一般的だ。

マッシの実家

パン屋さんとお菓子屋さんのものは職人さんが丁寧に作っているから間違いなく、1番美味しい。1人で1個ペロリ食べられちゃうのだ。

海外に住んでいると、食べなくなったり美味しいものに出会わなかったりする。そんな時に、クリスマスのスーパーヒーローが僕の前に現れた!日本に5店舗もあるEATALY(イータリー)で現地の美味しいものを簡単に買えてしまう。そして、食べられるのだ。
今年はなんと、パネットーネ17種類とパンドーロ4種類もあるから、選ぶのが非常に難しい。ある意味、贅沢な悩みだ。

イータリー銀座店

僕が行ったイータリー銀座店。エレベーターを上りフロアに足を踏み入れた瞬間、強く香ばしいレーズンの香りが鼻の奥まで届いた。パネットーネの発酵させた生地の風味もしてきて、目を閉じるとそこは完全にイタリアだった。

センツァ・カンディーティ
(ヘーゼルナッツ風味のアイシングをかけたレーズンのみのパネットーネ)

店舗になかなか行けない方はイータリーのオンラインショップで購入できるから、ぜひチェックしてみてね。

見るだけで楽しくて、無意識のうちに買っちゃうからご注意を。

イータリー銀座店

パッケージも可愛いし、家で飾っておくだけで、イタリアのクリスマスが始まる。イタリア人のクリスマスを体験できるに違いない。イータリーで買えるものは非常にクオリティーが高くて、一口目から恋に落ちる美味しさだ。

食べ方としては、クリスマスの時に食後に食べる。あとはおやつの時も朝食の時も食べられる。カプチーノやカフェラテなどの場合、つけて食べるのがおすすめ。

カプチーノとパネットーネ&パンドーロ

もしパサパサになったらトースターで温めたら甘い食パンのようになる。そこにチョコレートクリーマやジェラートをのせると美味しさがレベルアップできる。
そして美しい夜には、ワインと一緒に。

ワインと

Moscato d'Asti(モスカート・ダスティ)という甘いスパークリングワインと、チョコ、キャラメル、マロングラッセのパネットーネを合わせて食べると、言葉をすぐ失う。

パネットーネやパンドーロを食べてみたいけど丸ごと買う自信がない方は、イータリーで「カットしたパネットーネ、パンドーロ&ドリンクセット」もあるから、イータリーに行けば、イタリア式のクリスマスの気分を手軽に味わえる。

パネットーネ、パンドーロとドリンクセット

僕も実は12月中にまた食べに行く予定だ。あるうちにたくさん食べないと絶対後悔する、というイタリア人らしい考え方。

もしパネットーネとパンドーロの気分ではない方に、特別なお知らせがある。
クリスマス限定のマリトッツォとカンノーリもあるから、行かない理由はないと思う。

可愛くて食べるのが勿体無いと思いながら、食べ出したらすぐなくなりそう。

実はいちごのティラミスもある。イータリーはいいものだらけ!入るだけで、幸せになる。

カンノーリも食べられるなんて嬉しくて、ゴッドファーザーのように!

絶対食べたい組み合わせはこちら。
・クリームはフラーゴラ、トッピングはビターチョコレート
・クリームはピスタチオ、トッピングはピスタチオ

12月のスイーツ情報はいかがでしたか。イタリア現地の美味しいものを、日本でも簡単に味わえるから、飛行機に乗らなくても「イタリアに行ってきたよ!」と言える。

皆さん、良いクリスマススイーツを!
Buon Natale a tutti!

Massi

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