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外国語のタネは母国語

こんにちは、日伊通訳マッシ(@massi3112

母国語と母語の話をしたいと思う。
実は、母語と母国語は同じものではない。母語とは、生まれてから周りの言葉を聞いて自然に身についた言葉。母国語とは、育った国の公用語。
まずは、この違いの知識を持った方が外国語を勉強し始める時に、楽になる。

外国語の始まりは母国語である。外国語を勉強してるうちに、自然に母語に近くなる。外国語が育てるのは「時間」で、外国語を母国語のようになる道は意外に簡単。誰でもできるから、自分のことを信じて、バランスを取りながら夢を叶えよう!

勉強のモチベーション燃料は「言葉」だ。言葉を使うことによって、コミュニケーションが取れる=楽しさがで出てくる。学びがもっと欲しくなる。書いた仕組みで現在の日本語力になったけど、楽しさはまだ足りないから毎日勉強し続けてる。

大学生の時代からプロの通訳者になるまでのモットーは「母国語を学ばないことには外国語は学べない!」。外国語を勉強するのは苦労だと思われがちだが、それよりも苦労するのは「母国語」である。僕にとっては、友人でもあり天使でもあり悪魔でもあり、複雑な関係は現在も続いてる。

現在の心を開いて正直言えば、このような気持ちが出てくる。
一番やり直したいのは「母語
一番力に入れたいのは「母国語
一番プレッシャーを感じてるのは「母国語
一番増やしたいのは「母国語の言葉数
一番不満を感じてるのは「母国語

上記を見てもらえば「外国語」のことを一切書いてない。外国語の一歩前にある母国語をじっくり見て「強いところ」「弱いところ」「不満なところ」を書き出せば、外国語に対する勉強法もきっと変わる。
外国語の知識は、ないからこそやりやすい。新たな楽しさが自由に生まれる。

通訳の仕事で言葉にできないほど嬉しい褒め言葉は「日本語力」のことではなく「母国語力」のことだ。

外国語を勉強したい方へ、母国語のことを忘れずに
母国語がなければ外国語が始まらない。外国語を勉強しなければ、母国語の大切さには気がつかない。

Massi

みなさんからいただいたサポートを、次の出版に向けてより役に立つエッセイを書くために活かしたいと思います。読んでいただくだけで大きな力になるので、いつも感謝しています。