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19世紀の「世界精神」がナポレオンに顕現するならば、21世紀の「世界精神」は80年代生まれの女性映画監督たちの活躍に現れる!?
1806年、「精神現象学」を執筆中にあった若き哲学者ヘーゲルは、首都ベルリンに攻め込むフランス皇帝ナポレオンの行軍を目の当たりにし、「世界精神が馬に乗っている」と日記に書いた。 実際、ナポレオンは「フランス革命の成果」を歴史に定着させ、支配下に置いたヨーロッパ全土に「フランス革命の成果」を「統一的に」行き渡らせるという「歴史的機能」を果たした。ヘーゲルが言った通り、ナポレオンこそ世界精神であったわけである。 ナポレオンという「個人」が、無自覚的に「世界精神」であったように
われわれに足りないのは情熱です。情熱と夢と希望と馬鹿が足りません。ぜひ映画を見てください。みて仲間になってください。一緒に世界に穴を穿つのです!!!園子温監督「エッシャー通りの赤いポスト」本日公開です!!!
本日から公開します。 園子温監督「エッシャー通りの赤いポスト」 ワークショップをしませんかと持ち掛けたのは僕で だったら映画までやろうと言ってくれたのは園さん。 で、出演しているのはうちのワークショップに参加した子たち。 ワークショップをはじめて16年になるけど、外部から見て、ワークショップってたぶん怪しい場所のように思われているかもだけど、なけなしの数万円を払ってくる子たちはみんな、ボッタクリちゃうの?とか恐怖もありながら、それでも「もしかして」と夢と希望をもってやって
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岸田戯曲賞にノミネートされてもおかしくない素晴らしい戯曲をもつ舞台が、おそらく岸田戯曲賞の審査員の一人にも観られることなく間もなく終演を迎えようとしていることについて
「映画監督による俳優のためのワークショップ」という「俳優修業の場」を16年に渡って提供していて、常々、俳優修業というか、俳優教育というのは、精神鑑定や精神治療的なところがあるよなと思っていたけれど、と言うのも、ある俳優志望者の演技を阻害しているものはその人の無意識の問題、過剰に発揮されている防衛本能であったり、なんらかのトラウマ的体験をきっかけにして生まれた「深いところに眠る心の傷」だったりして、それを認めたくない本人に認めさせて、問題を慎重に解除したりする作業が必要になる場
人間に寄り添って個の心をわしづかみにする演出、繊細さ。そして、みんなを感動に巻き込む普遍さ。枝優花監督の作品はそのバランスが絶妙です。『solitude ability -過去と未来の間-』
暴走することと、暴走をとどまること、その間。そのバランスに芸術がある。そんな気がします。そしてその案配、匙加減、塩加減、バランスを探求すること。それは終わることがない。そんな気もします。 2020年12月17日から4日間、枝優花監督による俳優のための実践的ワークショップを行いました。 非常事態宣言下、参加俳優全員、スタッフが細心の注意を数週間前より行ったうえで開催しました。 枝優花監督が映画にしようとしていることドラマにしようとしていることは、僕の想像を絶します。絶する
3月、映画「ミセス・ノイズィ」ついに渋谷ユーロスペース、函館シネマアイリス、群馬シネマテークたかさき、京都出町座、で上映、 騒音おばさんが悪いのか、我慢できないお隣さんが悪いのか、今あなたの常識が試される!!!
現在ご好評をいただいている映画「ミセス・ノイズィ」ですが、3月上映する映画館がさらに増えます。 東京では、3/6~ 渋谷ユーロスペースで公開します!!! http://www.eurospace.co.jp/works/detail.php?w_id=000507 北海道では、3/12~ 函館シネマアイリスで公開します!!! http://www.cinemairis.com/ 群馬では、3/6~ シネマテークたかさきで公開します!!! http://takasaki-
園子温監督がインディーズ映画にカムバック! カナダの映画祭で観客賞、それからベルリン批評家週間でも上映されます。身内の僕が言うのもなんだけど傑作なんです。園子温監督の「エッシャー通りの赤いポスト」今秋公開決定!!!
園子温監督が監督・脚本・編集・音楽を手掛けた新作「エッシャー通りの赤いポスト」の公開が今年秋に決定、場面写真がお披露目された。 園子温監督が、アクターズ・ヴィジョンに参加した役者の卵たちと作り上げた遊び心と映画愛あふれる、オリジナルストーリーの最新作。 お話は 「カリスマ映画監督・小林正の新作のオーディションに、興味本位で応募してきた者、夫の意思を継ぎ女優を目指す若き未亡人、「小林監督心中クラブ」のメンバー、浴衣姿の劇団員、やらせの有名女優、殺気立った訳ありの女などが終
園子温監督作品「エッシャー通りの赤いポスト」が選ばれたジャパン・ソサエティー「21世紀の日本:2001年から2020年までの映画」のカッコイイ予告編が公開になりました。
1月10日の記事で、アクターズ・ヴィジョンで開催した園子温監督のワークショップをきっかけに製作した映画「エッシャー通りの赤いポスト」が、アメリカの非営利団体ジャパン・ソサエティーによって2020年を代表する日本映画の一本に選ばれたのは、言いました。 ジャパン・ソサエティー主催のイベント 「21世紀の日本:2001年から2020年までの映画」 において選ばれた21世紀の日本映画21本の1本として上映されます。 で そのカッコイイ、予告編が出来上りました。 ぜひご覧いただ