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パートナーを自分の手で運命の人にするためには

社会人になって身をもって実感することトップ3のうち
「出会いがなかなかない」
というのがある。

わたしは今、30になる年なんですが、
結婚してから、たまに独身で結婚願望のある友人(パートナーがいるいないに関わらず)からよくこう言われる

「いいな、自分の理想とする人となかなか出会えないんだよ」


ばっきゃろう!!!!!理想にちかづけんだよ!!!!!理想の人なんてそんな完璧な人なんていないぜ!!!!

んでもって、多分わたしも相手から教育されて理想に近づけられてんだよ!!!


昔、人気ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の中で
主人公のみくりのお母さんがこう言う
「運命の人なんていない。運命の人にするの」

実はこのドラマの翌日、ちょっとこわい上司と共通の話題として逃げ恥があったのだが

「昨日の言葉は刺さったな~~運命の人にするんだよ、そうなんだよ」としみじみ言っていて、

「こ、こんなに強面なのにそんなに刺さったんだ~(失礼)」
と思ったのを妙に記憶している。

実をいうと、このときは特にわたしは刺さらなかったのだが、今ならすごくわかる。

「わかる~~だいたい運命の人なんてわかんないよ。でもこの人(夫)と一緒にいたいから運命の人ってことにしよ…。あとで運命の人にすればいいんだし…」

先日、仲の良い後輩が意気込んで言った。
「最近はもう、年下男性が魅力的で魅力的で…もう自分の理想の人なんていないから、自分で理想の人にしようと思って…!!」

ほほう。よく女性は一定の年齢を重ねると年下男性に魅力を感じるものだと聞いていたが、そういう理由もあるのかもしれないな。

ただ、人ってそんな簡単に変わらないとも思うから、その考えが良いのか悪いのか…という感じだったのだが、そういやわたしも自分の理想の男性に一歩近づけた体験がくっだらねえ所なのだがあるので共有したい。


わたしの夫は、付き合ってしばらく「出張や一人旅行で彼女にお土産をかわないタイプの男性」だった。
実はわたしはこれ、ほんっとに信じられなかったんですよね。
「なんで買わないの!?!?」

わたしは絶対買うんですよ。
でも、今ならわかるんですけど、夫は結構持ち物も少ないタイプ(一緒にお出かけでかばん持ってないのはざら)
で、あんまりモノを積極的に買うというのをしない人なんですな。たとえ土産物でも。

で、わたしはこれまで、土産を買ってくるタイプの男性としか付き合ったことがなかったのもあって、最初に彼が旅行かなんか言った後に楽しみにして待っていたら
「買ってないの!?!?」となった。

土産物を買ってこないという発想がなかったわたしは、少し動揺し
「旅行先でわたしのことを思い出さずに土産物を買わないなんて、わたしのこと好きじゃないのでは?!」というところまで考えが飛躍した。

でも、なんかこっちから「土産物かってほしい」って言うのもちょっと違う。
自ら買ってきてほしいんだよ、土産物選んでるときにわたしのこと思い出してほしいんだよ(めんどくさい女代表)

多分、今なら「おみやげないんだ…」と単純にしょんぼりしてりゃ、多少なりとも土産物がもらえなくて残念がっているのは伝わるだろうというのは思うのだが、当時のわたしは付き合いたてだったというのもあって、なかなかストレートに言えなかった。
幸運なことに、たまたま彼の周囲に「土産物は買う」タイプの男性がいて、その人と夫とわたしでご飯を食べる時があり、またまた好運にも土産物の話になったのでその際に
「○○さんはお土産を買っていって細やかですね~~いいな。」とぽろっとその時はなんのきなしに話したら
次から買ってきてくれるようになった…笑
思い当たる節がこれしかないので、たぶんこれだと思う…。

めちゃめちゃ些細なのだが、なんか自分好みの人になるというのはこういうことなのか…?とぼんやり思った。

逆ももちろんある。
わたしはご飯を食べた後、すぐに食器を流し台に運べないタイプだった。
食べてだらだらごろごろそのまま1時間でもそのままにしておけるのである。普通、こういうのは「女性が男性にしてほしいこと」の代表例として語られることが多いと思うのだがわたしは違う。めんどくさかったのだ。でも夫は違った。
夫はすぐに机をきれいにしたいタイプで、食べた後はわりとすぐに食器を流し台に持っていき、テキパキとしたタイプ。
最初の頃は「は、はやいね片付けるの…じゃあわたしもやるよ…」としぶしぶやっていたのだが、習慣とは恐ろしいもので、今はなんとも思わずに食べた後片付けられるようになった。

ま、こうやってお互いが何かしら影響して変わることもあるんですねえ。わたしはこの部分で相手にある意味教育されて、相手好みといったらあれだけど、ここは変われた部分だと思う。まあ変わって良いとも言える部分だからいいか、と思っている。

でも、これってだんだん自分好みになっていって
例えばフラれたりして、自分にとって完璧な人が最高の状態で横取りされたらくやしいですけどね!!!自分好みを考えすぎてわたしはそんな屈折したところまで考えた時もありました……笑

前回も書いたんですが、やっぱり一緒にいる時間が長ければ長いほど、影響される部分も多いし、知らず知らず相手に教育されている、なんてことも多いのかもしれません。

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