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「男余り現象」から考える「時間差一妻多夫制」

COMEMOに掲載されたソロもんラボ・リーダー、独身研究家の荒川和久さんの記事を拝読した。

「どう頑張っても、結婚できない男性が300万人」
未婚男性にとって、これは福音であるのか否か。結婚願望が強い男性にとっては残酷な知らせかもしれない。一方で、結婚にそれほど興味のない層にとっては都合の良い免罪符にもなり得る。

「結婚できない/しないのは自分に原因があるんじゃなくて、未婚化、非婚化はそもそも人口構造上の問題なんだよ」なーんて言えちゃったりするのではないか。

おもしろいと思ったのは「時間差一夫多妻制」という現象。

とくに離婚した女性は、未婚男性とではなく、同じように離婚した男性と再婚するパターンが多いのです。加えて、離婚した男性は未婚女性と結婚するパターンがいちばん多いようです。ただでさえ少ない未婚女性と離婚男性がどんどん結婚してしまうわけです。

前回の記事(『最近の若者は「恋愛離れ・草食化」という大誤解』)でも説明したように、結婚生活に不向きでも恋愛力の高い3割の恋愛強者男性が結婚と離婚を繰り返す「時間差一夫多妻制」が一部で起きています。

(東洋経済オンライン連載「ソロモンの時代」より抜粋)

「時間差一夫多妻制」がおきているのなら、「時間差一妻多夫制」はどうだろう。

人生のどの時点で導入するかはそれぞれのカップルによる。その意味での「時間差」だ。子供が巣立ったあと、一回目の「一夫一妻制」が終わりを告げたあと、いやいやうちははじめっから「一妻多夫制」導入して子育ても大勢で、というカップルもいるかもしれない。

何を隠そう、実はずいぶん前から私はこれを提唱しているのだ。具体的には「目的別にパートナーを持つ」というアイデア。

男余りが顕著な今こそ、「時間差一妻多夫制」を世に問うチャンスではないか!(…嘘です。そんなつもりはありませぬ。)

例えば、ドライブに行くならAさん。食事ならBさん。スポーツするならCさん。散歩+CafeならDさん。ゴージャスな夜を過ごしたいならEさん。旅行ならFさん。…キリがないのでこのへんにしておくが、私のリストはまだまだ続く。

なぜこのような考えに至ったのかは、我が旦那といて壊滅的につまらない時間があるから。彼の名誉のために言っておくが、彼が人並み外れて退屈な人間という訳ではない。

ただ、ちょっと口下手で、無口で、良く言えばマイペース、悪く言えば自己中で、空気を読むことがへたで、しばしば(私とは)感性があわず、よって感動をわかちあえないと感じることが多く、昭和一桁生まれですかぁ?と聞きたくなるような頑固おやじの一面があるだけだ。

おっとっと、思わず本音が…。
そもそも、何もかも相性がいい相手なんて存在しない、と思っている。「人生を楽しむ」ことを最優先させるのなら、そして男女双方が納得しているのなら、「時間差一妻多夫制」はけっこういいアイデアではないだろうか。

伝統的な結婚観とは相容れない。嫉妬深い人にも難しいかもしれない。しかし、自分が幸せなとき、人は他人に対しより寛大な心を持てるのもまた事実。やってみたら意外とイイかもしれない。

「一妻多夫制」。
「人生を一緒に楽しむパートタイム的パートナー」。未婚男性のみなさま、どう思われますか?

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