見出し画像

【2019年】お母さんの学びメモ「第3回コラボセミナー」

2019年2月10日(日)金沢勤労者プラザ
教育は愛 I AI 合い
講師: 山中伸之先生「子供、保護者、同僚から学んだ大事なこと」
桂まん我氏「落語の楽しみ~落語との出会い、入門、これから」
桂雀太氏「落語 2席」
武村和浩氏「障がい者の視点が日本の未来を拓く・スマートインクルージョンという発想」
斎藤早苗「AI時代を生きる子どもたちのために大人ができること」
野口芳宏先生「情報の真義」
**********

●エピソードを語ること

山中先生の講演は、ご自身の経験をもとに語られる「エピソード語り」だった。
実際にあった話なので説得力があるし、聴衆への訴求力もある。
こうしたエピソードをたくさん持っていることは講師としては強い。うらやましいなと思う。
だがたくさんエピソードを持っていて、それを羅列すればよいというわけではない。
講演のテーマに合わせて、また聴衆の興味関心に合わせて、取捨選択は必要だし、それをうまく組み立てることも必要だ。
山中先生のお話しには、ぐいぐい引き込まれた。エピソードの選択も並べ方もお見事だった。
私も引き出しにたくさん情報を入れておきたい。そのためにも学び続けなければと思った。

●自己肯定感

誰でも、ちょうどよい程度(←これがミソ)の自己肯定感が必要だ。
大人も子どもも、認められる経験があれば自己肯定感を持てる。
他人に承認されることでしか自己肯定感を得られなければ、つらくなる。
出来ない自分、ダメな自分、情けない自分、そんな自分を自分自身が認める(受け入れる)ことが大切だと思う。
それでもいい、存在自体に価値がある、と思えることが、まず第一歩なのかなと思う。
親としては、子どもたちがそんな風に思える人になってほしいと心から願っている。

●問題の本質を見抜く

不満や愚痴を言いたいだけなのか、解決したい課題があるのか、見極める必要がある。
解決したい課題が自分のことであれば、最終的には自分が解決しなければならない。
だから、その人が課題解決の方法を自分で考えられる(見つけられる)ように導いてあげられると良いと思う。代わりに解決してあげることが、その人のためになるとは限らない。
例え他人に課題を見つけても、それは本当にその人の課題なのかを考えてみる必要があるのではないだろうかとも思う。
その人のためと思っていても、当人はまるで課題に感じていないことは多い。
それで困っていないのであれば、それを見てイヤな気分になっている自分自身の課題であるかもしれないことを自覚しなければならないのではないか。
「何のために」をよく考える必要があるなと思った。

●AI活用の目的

これからAIがますます発展していくだろう。その矛先がどこに向かっていくのか、注視していきたい。
人口減少、労働力不足を迎えている日本にとって、高齢者や障がい者をフォローすることは課題解決につながると思う。
彼らが社会に出ていきやすくなれば、仕事を担ってもらえる可能性も広がる。
労働人口減少の視点から見ると、これはプラスになるのではないか。
彼らが働けるようになるためには、仕事(業務)のシステムを変える必要がある。
それは各企業が考えることだが、社会全体でそういうムードを作るべきだろう。
それがインクルージョンということなのではないだろうか。
AIの開発者は興味の赴くままに開発を進めればよい。それをビジネスにつなげる人が必要だ。
その役割を担う人は、高齢者や障がい者向けのサービスにビジネスチャンスを見出してほしい。
それが単に社会貢献的な発想だけではなくて、将来の雇用の拡大につながるような視点も持ってもらえるといいなと思っている。

●情報との付き合い方

インターネット上では情報があふれかえっている。
知りたいことはすぐに調べられる世の中だが、それらの情報の真偽についてはどれくらいの人が気にしているだろうか。
自分に必要な情報は何か?の取捨選択ができることや、その真偽を判断できる力が必要だ。
そのためにも、ものの「見方・考え方」を学ぶことは大切だと思う。
情報に向き合う姿勢といってもいいのかもしれない。
それをどこで学ぶかは課題だが、学校に押し付けるのではなくて、大人がそれぞれの場所でできることを探す必要があるのではないかと思っている。



ご覧いただきありがとうございます。よろしければ、ついでにブログにもお立ち寄りくださいませ(^o^)→https://mattaribetty.hatenablog.com/