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マイエレメントに学ぶ英語〜水を差すは英語で?

ディズニーの最新作「マイエレメント」から英語を勉強します!

今日は水を差す、など慣用句の英語についてのご紹介です。

映画マイエレメントの魅力

新しいピクサーの映画では、火・水・土・風の4元素が住人として描かれます。火のエレメントであるエンバーと水のエレメントであるウェイドに生まれる絆を描いた作品です。

火の街で暮らす少女・エンバーは街から出ることなく、父親の店を継いで家族の期待に応えようとしていました。移民である火のエレメント達水や土、風が暮らす素敵な街の中に溶け込めず、街から外れたダウンタウンに住んでいます。
この火のエレメント達は現代の移民を表現しているようで、ニューヨークで移民の息子として育ったピーター・ソーン監督の少年時代からインスパイアされています。

マイエレメントに学ぶ英語

4つの元素水、火が出てくるため、水や火を使った言葉遊びが魅力的な映画でした!

題名の「マイエレメント」の意味

elementは成分、要素という意味ですよね。

Education is a critical element.
教育は重要な要素である。

この"element"は「自分にぴったりの場所・環境」「人の得意分野」という意味もあり、in one's elementで「〜の本領を発揮する」という意味でよく使われます。

You're in your element.
本領発揮だね/生き生きしてるよ

水を差す

日本語字幕で「水を差す」と訳されているセリフがいくつかありました。
水を差すはthrow cold water on~で表現されることが多いみたいです。

This miatake threw a cold water on our plan. 
この間違いが我々の計画に水をさした。

My friend poured cold water on my plans. 友は、私の計画に水を差した。

wet blank「場をしらけさせる人」も同じような意味で使われます:

Bob was a wet blanket at a dance party last night.
ボスは、昨夜のダンスパーティーで場をしらけさせた。

"party pooper"や、"spoilsport"も使えます:

Stop being such a party pooper! しらけたこと言わないでよ!

字幕の日本語で「水を差す」という表現が使われていた時、英語では"water down"(水で薄める、和らげる)という表現が使われていました。

なので「水を差す」は言葉遊びをするための意訳ですね。

水で薄められてしまっては、火は消えてしまいます。だからこそ「火」である主人公のお父さんバーニーは「水」に批判的。「水を差すな!」、"Don't water us down!"と怒りを露わにします。

この"water down"も面白い表現です。

The shop must have watered down the orange juice.
あの店はオレンジジュースを水で薄めているはずだ。

〜を弱める、和らげるという意味で使われます。

Not surprisingly, the content of the book was watered down for TV.
 驚くほどのことではないが、本の内容はテレビ向けに和らげられていた。

白々しい嘘をつく

移民であるお父さんはよく英語を間違えます。
ここも移民の立場で暮らす住人苦労をうまく表しています。

「白々しい嘘をつく」という意味のlie through one's teethをlie through one's feetと言い間違えているシーンがありました。

lie through one's teeth しらじらしいうそをつく

Kate lied through her teeth and told us she was marrying the popular actor.
ケイトは、人気俳優と結婚する予定だと、しらじらしいうそをついた。

映画マイエレメントに学ぶ英語でした!


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