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目の錯覚についての動画おもしろかった

視覚認識の先生が喋っているこの動画、すごい興味深かった。

Twitterからの質問に答えつつ、いろんな目の錯覚を体験できる画像が次々と紹介される。

私が一番「うそやろ!?」ってなったのはこの画像で

どう見ても真ん中の白い部分が背景の白より明るく見えるんやけど、明るさは全く同じらしい。

説明を聞いて更にびっくりしたのは、この画像を見て「まぶしい」てなって、人の瞳孔が収縮するらしい。

「明るい」と認識すると、実際には明るくなくても、瞳孔が収縮する
身体が、事実に対してでなく、認識に対して反応する現象、ふしぎすぎる!

この反応は無意識で、個人差があるらしい。自分にとっては現実でも、そう認識しているにすぎない、ということはたぶん多々あって、個人差を考慮すると「私たちは同じ世界に生きている」というのは仮定の話なのだろうと思う。同じって何?って感じやし。

10:30位~

脳というものは、外の世界を知りません。
硬い骨でできた殻に包まれ、真っ暗な中に存在しています。
推測をもとにして生きるしかないのです。

前に何かで読んだのだが、私たちの脳の認知システムは、狩猟採集をしていた旧石器時代のままらしい。基本的に予測が下手で(特に自分の感情予測が苦手らしい)、でもだからって草むらが揺れた時に「何だろう?」って確認しに行ってたら、すぐ肉食獣に襲われる。そこで脳は、草むらが揺れた=敵がいる!って推測して、いったん決めつけて、確認せずとりあえず逃げる、という生存戦略を立てた。

この動画で話が出た「点が3つで顔に見える」というというのも、点が3つ=誰かいる!って瞬時に結びつけて、もしもの危険に備えるシステムだ。とりあえず怖いほうに賭けることで、私たちは生き延びてきた。びびりな自分やめたい、と思っても、脳的には「慎重であるほうが得」だから、思うようには変われない。

11:50位~の「映画マトリックスは、ドキュメンタリーです」という話もおもしろかった。そうだよなあと思う。感知しているものを果てしなく疑っていったら、「私は生きている」というのも「そういう感覚があるだけ」ってなる。「私は生きている」というていで、そのように信じて、日々やっている。

すべてが仮のものだったとして、今ここでPC打つのやめるかと聞かれたら、やめない。べつに虚しい気持ちはしない。「私」の知らない裏設定が山盛りあったとしても、今あるもので乗り切っていく。できれば楽しいやり方で。


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