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赤ずきん/いしいしんじ、ほしよりこ(絵)






いしいしんじさんとほしよりこさんの共著、
「赤ずきん」を拝読しました📖´-
(2022,6,23 読了)






前に拝読したほしよりこさんの「山とそば」の中で、本書作成のための長野合宿のことが描かれていたので、拝読したいと思い購入しました。
いしいしんじさんの作品は初めてですが、母から少しだけ話を聞いて興味があったのでいい機会だとも思いました。




本書のことを一言でいうと
「ちんぷんかんぷん」(  ˙-˙  )
童話の「赤ずきんちゃん」とはもちろん全く無関係。
主人公の赤ずきんが、漁にでているジローに向けて書いている手紙✉という設定です。
赤ずきんにとっては他愛ない日常のことを淡々と書いているんだけど、とても不思議な内容です。



理解しようと思って拝読するものではないのかもしれません。
だけど、なんとなく「見えないもの」というのが奥底にあるキーワードのようには思います。
とにかく不思議な世界観。
それがいしいしんじさんの描く世界観なのかしら。
また、その不思議な世界観にほしよりこさんのフワッとした絵が絶妙に調和されているなとも感じます。


ちんぷんかんぷんなんだけど、ジローを健気に待っている赤ずきんにちょっぴりキュンとなってみたり。
自分は一体何を待っているのだろうとしみじみなったり。



私、穂村弘さんに次ぐ興味をそそられる人をまた見つけてしまったようです。
不思議過ぎて、ちんぷんかんぷん過ぎてもっと知りたくなる人。
そして、先日行った田尻久子さんが厳選した本を置いてある橙書店にもいしいしんじさんの本が並んでいたので、やっぱりこれは拝読するしかないなと思っていたら、その後立ち寄った古書店で、運良くいしいしんじさんの作品を何冊か買えたのでした。
こうやってどんどんと置本にしたくなる作家さんが増えていくんですよね🤣




余談ですが、本書のレビューを拝見していると、多くの方が赤ずきんの喋り口調になっていて笑ってしまいました🤣🤣












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