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あのとき売った本、売れた本/小出和代





SNSでご紹介されていて気になっていた小出和代さんのエッセイ
「あのとき売った本、売れた本」を拝読しました📖´-
(2024,3,24 読了)



紀伊国屋新宿本店で文芸書担当として25年間勤務されていた書店員・小出和代さんが、勤務した中で特に思い出に残った本とそれにまつわる書店エピソードを描いたエッセイです。



本好きからすると書店員は憧れの職業なので、その内情を垣間見れる楽しいエッセイでした。もちろん楽しいばかりではなく、大変なことも憤りを感じることもたくさんあるのですが、そういうことも含めて本と関われるお仕事ができるって素敵だなと改めて思うと同時に書店員さんたちの苦労や努力を知ることで本が益々愛おしくなりました。
第三者として外から見て、小出さんが大変だったことも面白おかしく描いているのでそんな風に思えるだけなのかもしれないけれど。




本書を拝読している途中で何を買うという目的もなくBOOK・OFFへ行ってそこで出会った本を何冊か購入し、帰宅後にまた本書を開いたら…
ちょうど拝読を再開したページにご紹介されていたのが「求愛瞳孔反射/穂村弘」だったのでびっくり。
何の気なしにその日購入してきた本の中に同書があるではありませんか。こういう偶然があるとなんだか嬉しくなるものです。



紀伊国屋新宿本店で2012年に「ほんのまくら」という本の著者もタイトルも全部隠して出だしの一文だけ印刷したカバーを掛けて売るフェアを開催したんだそうです。
そこで一番売れたのが

「あした世界が終わる日に一緒に過ごす人がいない」


という一文が出だしの「求愛瞳孔反射/穂村弘」だったということです。
さすが私の愛する穂村弘さん♡
もし私がその時その場に行って何も知らないでそのフェアを目にしていたら、果たして「求愛瞳孔反射/穂村弘」を購入していただろうかと妄想してみたり。購入してて欲しいなもしもの私。



さて積読本📚が全く減っていないというのにまたしても本の本を拝読してしまった私です。元書店員さんが紹介されている本に興味そそられない訳があるはずもなく。
積読家活動は益々盛んになりそうです。




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