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お悩み相談>母親失格。見ると途方に暮れる。何から手をつけたらいいのかわからない。(2)

こんにちは、片づけ習慣化コーチの牛尾恵理です。

今日はnoteサークル「捨て活部」に寄せられたご相談へのお応えの続きです。

前回は、Bさんが、現状に対して抱いた「私は母親失格だ。」という「考え(捉え方)」について、私がBさんの立場だったらと仮定し、この4つの質問で探究しました。

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質問1 それは、本当でしょうか?
質問2 その考えが本当であると、絶対言い切れますか?
質問3 そう考える時、あなたはどのように反応しますか?
質問4 その考えがなければ、あなたはどうなりますか?

バイロン・ケイティ「ザ・ワーク」より

この4つの質問を自分に投げかけてみると、この状況をストレスに感じてしまうのは、自分の「考え(捉え方)」が原因なのだ、ということに気づくことができます。

この本の中には、こんな言葉が引用されています。

■片づくマインド・名言シェア196

すべての思考から距離を置くことができれば、たどりつけない場所はない。

僧璨(中国禅宗の三祖 606年没)

まさに、このバイロン・ケイティの「ワーク」は、自分の「考え(捉え方)」と、自分自身の間に距離を置くことができるもの。


バイロン・ケイティの「ワーク」・置き換え

4つの質問に答えたら、最初の「考え(捉え方)」に戻って、「置き換え」をしていきます。

自分が、その状況で信じている考え(捉え方)
「私は、母親失格だ。」

<置き換え>
内容を反対に置き換える

ー「私は、母親失格だ。」→「私は、母親合格だ。」

そして、その置き換えた文が元の文に比べ、内容が同じくらい、あるいはそれ以上に真実味を持っているか、吟味します。

はじめはものすごく抵抗があるかもしれません。

でも、世の中を逆さまに見てみる、みたいなイメージでチャレンジしていると、だんだん真実味のある理由が出てきます。

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「なぜなら・・・」に続けて3つは出してみましょう。例えばこんな感じです。

<置き換え>
内容を反対に置き換える

ー「私は、母親失格だ。」→「私は、母親合格だ。」

なぜなら・・・
・子供たちのために、こんなにたくさんのお下がり服を手に入れる能力があるから。

なぜなら・・・
・子供たちは毎日元気に楽しそうに暮らしているから

なぜなら・・・
・この状況をなんとかして、子供部屋にしようという思いを持っているから

私から見れば、Bさんは、今のままでも十分に、母親合格。

ここから上が合格点、というのは、自分で自分に課しているルールです。

もちろんそのルールがあることによって、向上心がわくということもあるかもしれません。

でも、いわゆる「無理ゲー」なら・・・自分に合う難易度に下げるのは、普通にやっていい対策だと、私は思っています。


「私の考えは」に置き換える

他にも、「私は」を、「私の考えは」に置き換える方法もあります。

かなり苦い処方箋になるかもしれませんが、人によっては、こちらの方が効く場合もあるでしょう。

<置き換え>
「私は」を、「私の考えは」に置き換える

ー「私は、母親失格だ。」→「私の考えは、母親失格的だ。特に自分自身についての考えは。」

なぜなら・・・
・この考えがあることで、自分自身に痛みをもたらし、家族に辛く当たってしまうから。

なぜなら・・・
・自分を母親失格だと思うことで罪滅ぼしをし、片づけることから逃げているから。

なぜなら・・・
・自分に母親失格の烙印を押してしまえば、我が家の中に子供たちの母親という役目を果たす人がいなくなってしまうから。

そんな「考え(捉え方)」を、今後も持ち続けるのか、緩めるのか、手放すのか。

自由に選んでみましょう。


頭と心の整理がつき、「よし、片づけよう」とシンプルに思えるようになったなら・・・次回お伝えする具体的な片づけ手法は、スッと腹落ちできるかもしれません。


▼捨てたら、報告。悩んだら、相談


<近日公開>
▼自宅でも集中して仕事をしたいのに、ワークスペースがゴチャゴチャで気が散ってしまい、ちっとも捗らない・・・とお困りの方へ

劇的片づけビフォーアフター5期


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